9連戦の初戦託された有原航平
ソフトバンクの有原航平が両リーグトップとなる11勝目を目指して、10日の楽天戦(みずほPayPay)に先発する。
11日に32歳の誕生日を迎える右腕は、今季ここまで17試合に先発して10勝4敗、リーグ3位の防御率2.15をマーク。QS(6回以上自責点3以下)も15度記録するなど先発陣の柱として安定感抜群の投球を見せている。
特に7月は、4試合に先発して3勝1敗、防御率1.50で4QSを記録。27日のオリックス戦では今季初完封勝利を挙げる活躍で、ソフトバンク移籍後は初となる月間MVPを受賞した(通算では4度目)。ただ、前回登板した3日の日本ハム戦(みずほPayPay)では、7回119球を投げて8安打6失点で今季4敗目を喫している。
楽天戦には今季3度先発して2勝1敗、防御率1.35をマーク。直近では5月21日に対戦し、6回57球4安打無失点で今季4勝目を挙げた。被打率は.197に抑えているが、鈴木大地と辰己涼介の左バッター2人には.500と打たれているだけに、今日の登板でも要警戒だ。
チームは今日から9連戦に突入。エース右腕が4年ぶりの優勝へ正念場となる戦いの先陣を切る。
鷹戦2戦2勝2QSの古謝樹
一方、楽天の先発は古謝樹。ドラ1ルーキーはここまで7試合に先発して3勝4敗、防御率3.32、QSも5度記録と、安定した投球を見せている。前回登板した7月31日のソフトバンク戦(楽天モバイル)では、6回69球を投げて2安打2失点の好投で、本拠地初勝利を手にした。そこから中9日で再びソフトバンク戦に登板する。
ソフトバンクとはここまで2度対戦し、2勝0敗2QS、計12イニングを投げてわずか2失点、被打率も.103と好相性。敵地でも7月6日に先発し、6回89球2安打無失点で勝利投手になっており、今日も好投が期待される。
チームは現在3位・日本ハムと5ゲーム差の4位。CS圏内へ踏ん張りどころを迎えている。1年目左腕が強力鷹打線を今日も翻弄し、勝利をもたらすことができるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・D.バーヘイゲン-西武・今井達也(エスコンF)
ロッテ・唐川侑己-オリックス・宮城大弥(ZOZOマリン)
【セ・リーグ】
DeNA・大貫晋一-ヤクルト・高橋奎二(横浜)
中日・H.メヒア-巨人・井上温大(神宮)
阪神・大竹耕太郎-広島・森下暢仁(バンテリンドーム)
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