ランキングには外国人がズラリ
投手なら誰もがより速い球を投げたいとストレートを磨き上げる。最近は最速160キロを超える日本人投手も珍しくなくなったとはいえ、1球だけならともかくコンスタントに速い球を投げ続けられるのは限られた投手しかいない。
ファンを魅了し、プロ野球の醍醐味を堪能させてくれるスピードボール。2024年、12球団投手のストレートの平均球速TOP10を調べてみた。ランキングは下の通りとなっている。
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平均157.8キロで1位に輝いたのは来日1年目のアニュラス・ザバラ(日本ハム)。マーリンズ時代の2022年に2試合に登板したのみとメジャー経験は乏しいものの、5月30日に一軍登録されると6試合に登板していまだ無失点を継続している。最速162キロの剛速球を武器に1セーブを挙げており、これから出番が増えていきそうだ。
2位はアンドレス・マチャド(オリックス)で平均156.3キロ。メジャー通算137試合登板の実績を持つ右腕は、今季24試合に登板して2勝1敗7セーブ11ホールド、防御率1.82をマークしている。最高球速の162キロもザバラ、佐々木朗希(ロッテ)と並んで今季の日本球界最速だ。
3位はその佐々木朗希。日本球界屈指のスピードを誇る右腕は平均155.5キロをマークしている。今季9試合で5勝2敗、防御率1.96の成績を残しているが、6月13日に登録抹消されたのが気掛かりだ。
4位は平均155.5キロの大勢(巨人)が入った。今季は開幕からクローザーとして1敗7セーブ1ホールド、防御率1.86の成績を残したが、5月4日に右肩の違和感で登録抹消。復帰が待たれている。
5位は西武の新助っ人アルバート・アブレイユ(西武)。平均155.3キロのストレートとキレのいいスライダーを武器にここまで1勝(4敗)11セーブ6ホールドを挙げている。
オリックスの剛腕・山下舜平大は平均155.2キロで6位。今季は未勝利で防御率6.43と不調のため4月20日に二軍落ちしていたが、16日のヤクルト戦で約2カ月ぶりに復帰する。
7位はハビー・ゲラ(阪神)で平均155.1キロ。来日1年目の今季は26試合に登板して3敗8セーブ12ホールドとブルペンを支えてきたが、6月5日に抹消され二軍で調整している。
1位のザバラとともに新助っ人として来日したパトリック・マーフィー(日本ハム)も平均154.6キロの剛球で8位にランクイン。24試合に登板して1勝1敗8ホールド、防御率1.90をマークしている。
同じく日本ハムのプロ6年目右腕・齋藤友貴哉は平均154.3キロで9位に入った。2022年10月に江越大賀とともに渡邉諒、髙濱祐仁との2対2のトレードで移籍。5月19日に抹消されてからは二軍で登板している。
10位は平均153.9キロのライデル・マルティネス(中日)。12球団一番乗りで20セーブを挙げるなどクローザーとして活躍している。
投手は決してスピードを争うわけではないが、それでもホップするような剛速球はプロ野球の魅力のひとつ。11位以下も上位は外国人が多いものの、日本人では羽田慎之介(西武)や杉山一樹(ソフトバンク)、今井達也(西武)、澤村拓一(ロッテ)、高橋宏斗(中日)らが名を連ねている。今後もスピードボールでファンを楽しませてほしい。
※成績は6月14日終了時点
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