支配下昇格したばかりの菅井信也がプロ初先発
西武の高卒3年目左腕、菅井信也が6日のヤクルト戦(神宮)でプロ初登板初先発する。
山形・山本学園高から2021年育成ドラフト3位で入団した若獅子は、今季ここまで二軍のイースタン・リーグで9試合に登板(先発は8試合)して、1勝2敗、防御率2.57、奪三振率9.55をマーク。2日に支配下選手契約を締結したばかりで、昇格後いきなり一軍デビューの舞台が用意された。
前回登板は5月29日の日本ハム戦(カーミニーク)で先発し、5回83球を投げて6安打5奪三振無四球2失点の内容だった。そこから中7日で自身初の一軍マウンドに上がる。
持ち球は最速149キロのストレートに、スライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップを投げ分ける。特にキレのあるストレートとチェンジアップで緩急をつけた投球が持ち味で、二軍ではこのコンビネーションで三振の山を築いていた。
西武の2021年育成ドラフト組では先に古市尊と滝澤夏央が支配下へ昇格。一軍でもすでに活躍している中、“大トリ”昇格となった菅井も同じスタートラインに立つ時が来た。ファームで地道に積み上げた実力を一軍の舞台でも発揮できるか。プロ初白星を目指して無我夢中で左腕を振る。
4月18日以来白星なしの高橋奎二
一方、ヤクルトの先発は高橋奎二。今季はここまで6試合に先発して1勝2敗、防御率4.50、奪三振率7.59をマークし、QS(6回以上自責点3以下)は3度記録している。前回登板した5月30日のロッテ戦(神宮)では、6回94球を投げて4安打6奪三振2失点と好投も勝敗はつかなかった。そこから中6日で今日の登板を迎える。
西武とは2022年6月4日(神宮)以来の対戦。この時は5回110球を投げて8四死球と制球を乱しながらも、2安打6奪三振2失点に相手打線を抑え、チームの逆転勝利に貢献した。
昨日の試合でチームは逆転勝ちを収め、4月29日から巨人に3連勝して以来のカード勝ち越しを決めた。この流れのもと、4月18日の中日戦(バンテリンドーム)以来勝ちがない左腕も久しぶりの白星を手にすることができるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
巨人・井上温大-西武・西野勇士(東京ドーム)
DeNA・石田健大-オリックス・高島泰都(横浜)
中日・柳裕也-ソフトバンク・東浜巨(バンテリンドーム)
阪神・西勇輝-楽天・藤井聖(甲子園)
広島・九里亜蓮-日本ハム・鈴木健矢(マツダスタジアム)
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