メモリアル飾れずも好調維持の佐々木
ロッテの佐々木朗希は23日、本拠地で行われたソフトバンク戦に先発登板。7回3失点(自責点2)で今季初黒星を喫した。
この日は1950年の球団創設以来、公式戦通算1万試合目というメモリアルデー。今季負けなしのエースを立てて必勝を期したが、リーグ首位を快走するソフトバンクに競り負け、記念の一戦を勝利で飾ることは叶わなかった。
それでも、内容的には7回105球、被安打5、与四球2、奪三振4で3失点で3戦連続のQS達成と悲観すべきものではない。自身の連勝もストップしたとはいえ、3回一死走者なしで迎えた甲斐拓也との対戦では今季初となる160キロを計測するなど、状態の良さをうかがわせる登板だった。
今季のNPBで160キロ以上をマークしたのは佐々木が5人目。日本人では大勢(巨人)に次ぐ2人目で、先発投手としては今季初となった。
2024年・NPB最高球速ランキング

4月23日終了時点での最高球速をランキングにしてみると、今季からオリックスに加入したアンドレス・マチャドが162キロで堂々のトップ。ここまで7試合の登板で7ホールド、防御率1.13の好成績を残している。
次いで160キロが4人。ここにも阪神のハビー・ゲラや西武のアルバート・アブレイユといった来日1年目の新助っ人の名前が。ゲラは11試合の登板で防御率0.82、アブレイユも9試合の登板で防御率0.00と期待に応えるパフォーマンスを見せている。
上述した通り、佐々木はここまで先発投手として唯一の160キロ超え。ちなみに、159キロを計測している先発投手は山下舜平大(オリックス)、スチュワート・ジュニア(ソフトバンク)、今井達也(西武)と3名いる。
昨年は計6名だった160キロ超え。果たして、今年は何人がこの壁を打ち破っていくのか。引き続き見守っていきたい。
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