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西武が山川穂高の人的補償として甲斐野央を獲得 渡辺GM「救援投手が大きな補強ポイント」

2024 1/11 18:00SPAIA編集部
甲斐野央,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

昨季苦しんだ8回・9回を任せられる投手として期待

西武は11日、国内FA権を行使してソフトバンクへ移籍した山川穂高選手(32)の人的補償として甲斐野央投手(27)を獲得することを発表した。

甲斐野は東洋大姫路高から東洋大を経て、2018年のドラフト1位でソフトバンクに入団した右腕。長身から投げ込む最速160キロの速球と鋭く落ちるフォークを武器に通算160試合の登板で7勝8敗11セーブ・41ホールド、防御率3.43という成績を残している。

2020年に右肘の手術を受けて以降はやや苦戦する姿も見られたものの、昨季は46試合の登板で3勝1敗、防御率2.53という好成績。2年ぶりのセーブを挙げるなど、復調の兆しを見せていた。

西武の渡辺久信GMは「チームにとって、救援投手が大きな補強ポイントでした。真っすぐとフォークで打ち取ることができるライオンズにいないタイプの魅力的な投手です」とコメント。

昨季のチームでは長年抑えを務めてきた増田達至が不振に苦しみ19セーブに留まったほか、平良海馬の先発転向に伴い9回につなぐまでの運用にも苦労していただけに、リリーフとして経験豊富な甲斐野にかかる期待は大きい。松井西武の逆襲のキーマンとなるか、注目だ。

人的補償まとめ,ⒸSPAIA


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