両球団の思惑合致
西武・宮川哲投手(28)とヤクルト・元山飛優内野手(25)の交換トレード成立が21日、両球団から発表された。
宮川は東海大山形高から上武大、東芝を経て2019年ドラフト1位で西武に入団。1年目は49試合に登板して2勝1敗13ホールドをマークするなど中継ぎとして活躍した右腕だ。ただ、先発に転向した2023年は4試合登板にとどまり、新天地で出直しを誓う。
一方の元山は佐久長聖高から東北福祉大を経て2020年ドラフト4位で入団した内野手。1年目の2021年は97試合に出場して打率.255をマークしたが、2022年は13試合、2023年は22試合と出番を減らしていた。
ヤクルトは今季のチーム防御率がリーグワーストの3.66。宮川の加入で投手陣の厚みは増すだろう。
西武は不動のショート源田壮亮がいるものの、サードを固定できなかったこともあり、若い元山が加われば活性化されることは間違いない。
両選手コメント
■宮川哲
「チャンスだと思っていますし、それを生かすことができるのは自分だと思うので、やってやろうという気持ちです。チームメイトとの思い出が一番多く、普段は騒ぎながらも締めるところは締める、そんなブルペン陣が好きですし、寂しい気持ちです。ファンの皆さん、4年間でしたが良いときもそうでないときも、応援していただいてありがとうございました。新たな場所で活躍できるよう頑張ります」
■元山飛優
「このたび、埼玉西武ライオンズに移籍することが決まりました。スワローズでの3年間、多くの方々に支えていただき本当に感謝しています。そして、ファンの皆さまの応援がすごく心強かったです。今後は新天地で活躍している姿をお見せできるよう頑張っていきたいと思います」
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