05年高校生ドラフト1巡目入団のベテラン捕手
西武は16日、今オフに楽天を退団した炭谷銀仁朗捕手(36)の獲得を発表。背番号は「27」に決定した。
炭谷は平安高から2005年の高校生ドラフト1巡目で西武に入団。プロ1年目から54試合に出場するなど、主戦捕手として長きにわたって活躍を見せ、2013年と2017年にはWBC、2015年にはWBSCプレミア12の侍ジャパンメンバーにも選出された。
その後、2018年のオフに海外FA権を行使して巨人に移籍。2021年のシーズン途中にはトレードで楽天に移籍した。楽天では100試合には届かずとも毎年一軍で50試合以上の出場を記録し、今季も65試合に出場していたが、オフには来季の契約を結ばないことが発表された。
西武では昨季まで正捕手を務めた森友哉がオリックスに移籍したことを受け、今季はプロ2年目の古賀悠斗が100試合に出場。以下、柘植世那が59試合と古市尊が29試合と若手捕手がポジションを争う状況となっていた。
その中で柘植が10月に右肘のクリーニング手術を受けたほか、ベテランの岡田雅利も今年3月に「大腿骨・脛骨骨切り術」の大手術を受けて来季中の復帰を目指しているという捕手陣の状況もあり、かつて扇の要を務めたベテランに白羽の矢が立った。