入団11年目「自分なりの決意表明」
ロッテの田村龍弘捕手(29)が9日、FA権を行使して残留することを表明した。
田村は青森・光星学院高(現八戸学院光星高)から2012年ドラフト3位でロッテに入団して11年目。昨季は2試合に出場したのみだったが、今季は78試合に出場して打率.166、2本塁打、19打点、通算では921試合に出場して打率.222、19本塁打、239打点の成績を残している。
「宣言して残留をすることになりました。生涯ロッテで頑張りたいという気持ちから、こういう形にしました。自分なりの決意表明です。マリーンズに恩返しがしたい。ファンの人に恩返しをしないといけないという気持ちで一杯です。来年はリーグ優勝をしたいですし、日本シリーズに出て日本一になりたいです」
光星学院のチームメイトとして甲子園で3季連続準優勝した北條史也は今オフに阪神から戦力外通告。同級生の分まで息の長い活躍が期待される。
平井「時間かけてライオンズと話したい」
また、西武の平井克典投手(32)も国内FA権の行使を表明。残留を視野に入れた宣言であることを説明した。
「FA権を行使した背景は、時間をかけてもっとライオンズと話をさせていただきたいという思いからです。自分の気持ちをライオンズに伝え、しっかりお考えを伺ったうえで、来季に向け準備の時間にあてるための宣言です。ライオンズに育ててもらい、リーグ優勝という素晴らしい経験もさせていただきました。かけがえのない仲間もたくさんいますし、先輩や後輩たちとまだまだ一緒にプレーしたいです」
平井は飛龍高、愛知産業大、Honda鈴鹿を経て2016年ドラフト5位で西武入りした7年目右腕。今季は中継ぎとして54試合に登板するなど通算337試合で29勝25敗、防御率3.36の成績を残している。
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