規格外の打球飛ばす大型内野手
西武から今秋ドラフトで6位指名された皇學館大の村田怜音内野手(22)が1日、三重県伊勢市の同大学内で、育成アマチュア担当チーフ前田俊郎らから指名あいさつを受けた。
村田は身長196センチ、体重110キロの恵まれた体格を生かし、圧倒的な飛距離を誇る右の長距離砲。三重県大学リーグでは4年春に打率.500、2本塁打の成績で、2季連続のMVP。この秋のリーグ戦でも4番として打率.514、2本塁打、10打点をマークし、10季連続優勝に大きく貢献した。
同大学から初のNPB選手となった村田は「ドラフト当日、自分の名前が呼ばれる瞬間だけ時がゆっくり流れたような不思議な感覚だったのを覚えています。指名を受けて、うれしい気持ちと安心した気持ちと半々でした」と自身の名前が呼ばれた瞬間を振り返った。
担当した安達俊也スカウトは「荒削りですが、パワーのある打撃が魅力の選手です。将来の4番打者として期待できます」と大きな期待を寄せる。村田自身も「僕は圧倒的な長打力と打球の速さには自信があります」と胸を張った。
そして初のプロ生活に向けて「これまでは自分が試合に出られる環境にいたので、自分のやりたい野球をしてきましたが、プロになってからはたくさんの方の教えをいただいて、結果を出すことに執着していきたいと思います」と意気込んだ。
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