新任のファームコーチ2人が就任会見
西武は31日、来季ファーム投手コーチに就任する榎田大樹氏(37)と育成コーチ兼人財開発チーフに就任する青木智史氏(44)の就任会見を行った。
球団は両コーチの就任にあたり、「これまでは監督・コーチが中心となり、選手の特徴を把握し、それぞれが経験則から技術指導を中心に、多くの一軍で活躍する選手を輩出してまいりました。しかしながら昨今では、求められる指導者像も変化し、経験則上の技術はもちろんのこと、様々なデータや専門家の助言を、集約・整理・分析し、それらを活用して指導する、ディレクション能力が求められている」と指導者の役割の変化に言及。
加えて「『育成のライオンズ』を標榜にあげ、それを確実にするためにも、素地となる専門分野の知識を習得した人財をコーチに登用することを近年、目標の1つとして掲げてきた。そのなかで、榎田は選手としての実績はもちろん、バイオメカニクスとして専門分野の知識を習得。青木についてはアマチュアでのコーチ経験と当球団での人財開発の責任者として、若手の育成に務めてまいりました。今後も『育成のライオンズ』を確固とするべく様々な取り組みを進めてまいります」と2人を登用した背景を語るとともに、育成力をさらに強化していくことを力強く宣言した。
榎田氏は来季からファーム投手コーチ兼リハビリ技術担当を務める。「選手が自身の強み弱みを理解し、それを試合で生かせるようにサポートしていきたいです。野手にも投手それぞれの特徴を理解してもらい、一緒に試合を作りながら結果を出し、信頼される投手を育成していきたいです」とコメントした。背番号は85。
ファーム育成コーチ兼人財開発チーフとなる青木氏は「技術指導はもちろんですが、選手自身のやりたいことの言語化と、それをプレーに繋げていけるようサポートしていきたいと思います。全員が目標を明確にもち、主体的な行動ができるよう耳を傾けていきたいと思います」とコメントした。背番号は97。
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