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【月間MVP】セはDeNA東克樹と阪神・佐藤輝明、パはオリックス山本由伸とソフトバンク周東佑京

2023 10/24 13:40SPAIA編集部
阪神の佐藤輝明とオリックスの山本由伸,ⒸSPAIA
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東は5勝、46奪三振、佐藤は9本塁打、29打点

プロ野球の9、10月度「大樹生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグはDeNAの東克樹と阪神の佐藤輝明、パ・リーグはオリックスの山本由伸とソフトバンクの周東佑京が受賞した。

DeNAの東はプロ6年目で初受賞。6試合に先発し、リーグトップの5勝、47.1投球回、46奪三振と圧倒的な成績を残した。9月26日の巨人戦では8回無失点の好投で、自己最多となる16勝目、さらに6月から続く自身の連勝を12に伸ばし、1983年の遠藤一彦氏に並ぶ球団最長連勝記録を達成した。

8月度のトレバー・バウアーに続き、2カ月連続受賞。DeNAの投手が2カ月連続で受賞するのは、2014年8月度の三浦大輔、9月度の山口俊以来となる。

阪神の佐藤は2021年5月度以来2度目の受賞。全26試合に5番サードとして先発出場し、リーグトップの36安打、9本塁打、29打点、長打率.713をマークした。9月14日の巨人戦では2試合連続の一発を放ち、3年連続20本塁打を達成。18年ぶりのリーグ優勝を決定づける記念すべき一打となった。

打者部門での阪神からの受賞は、自身が受賞した2021年5月度以来となった。

山本は4勝、防御率0.49、周東は34安打、12盗塁

オリックスの山本は2022年9、10月度以来8度目の受賞。9、10月は5試合に先発し、リーグトップタイの4勝、1完封、リーグトップの防御率0.49、41奪三振をマークした。

9月9日のロッテ戦で9回102球の完璧な投球で、昨年に続き自身2度目のノーヒットノーランを達成。今季最終登板となった10月2日の日本ハム戦でも、7回3安打11奪三振と快投し、シーズンを白星で締めくくった。

ソフトバンクの周東は初受賞。9、10月度26試合に出場。リーグトップの打率.330、34安打、12盗塁をマークした。

26試合で12度のマルチ安打、2度の猛打賞を放つなど安打を量産。自慢の足も健在で9月13日の西武戦、25日のロッテ戦でいずれも2盗塁を記録すると、10月7日の楽天戦ではシーズン36個目の盗塁を決め、2020年以来自身2度目の盗塁王のタイトルを獲得した。球界の韋駄天が打撃力も向上させて、さらなる進化を遂げている。

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