投・打でチーム牽引した二人のマッチレース
西武は10月5日から「走魂賞 supported byこんにゃくパーク」の9・10月度の投票を開始した。一軍部門では田村伊知郎、佐藤龍世の2選手が、二軍部門からは3選手がそれぞれノミネートされた。
一軍部門では、9・10月に投・打でチームを引っ張った田村と佐藤龍のマッチレース。両選手が随所で魅せたプレーで何度もチームを勝利に導いた。一軍部門を制するのは田村か佐藤龍か。
二軍部門では投手から宮川、野手から山村、長谷川の3名がノミネートされた。
一軍部門にノミネートされた両選手のコメントは以下の通り。
〇田村伊知郎
まさか自分が選ばれるとは思ってもみなかったので、とても光栄です。9月に限らず1球1球大事に投げてきた結果がこのような目に見える形で評価されてうれしいです。
〇佐藤龍世
チームが勝つために球数を多く投げさせるとか、四球を選ぶなど自分に何ができるかを常に考えながらプレーしていたので、ノミネートされて率直にうれしいです。
なお、投票期限は10月10日(火)までとなっている。
<ノミネートされた選手とその理由>※いずれも10月3日最終戦後の成績
【一軍部門】
①田村伊知郎
8月から継続していた連続無失点記録は、13試合まで継続。気迫ある投球で厳しい局面を乗り越えたところに大きな価値がある。9月25日に初めて負けがついてしまったが、それまではセーブ、ホールドを重ね、敗戦翌日はリベンジで勝利投手になった。
9月は計11試合に登板し2勝1敗1セーブ5ホールド。投球回(11.1)と同じ数の11三振を厳しい場面で奪った。チームが最後までCS争いをする中でのタフな投球から走魂賞に推薦した。
②佐藤龍世
打撃はもちろんのこと、粘ってからの四球で出塁するなど、あらゆる部分で内容が良かった。特筆すべきは出塁率の高さで、9月、10月は出塁率4割6分8厘を記録した。
守備面でもピンチの際、三塁守備位置からマウンドに駆け寄り、投手に声をかけるタイミングが絶妙であり、チームが最後の最後まであきらめず走り続ける中で、その中心を担っていたことから推薦した。
【二軍部門】
①宮川哲
ファームでは2回の登板機会で良い投球内容を見せた。計12回を自責点3。三振も14個奪った。ファームが中心のシーズンではあったが、しっかりとローテーションを守り、完走。防御率2.45でイースタンの最優秀防御率のタイトルを獲得した。この9月の投球を見ても来季以降に期待をもたせる内容だった。
②山村崇嘉
9月はファームでマルチ安打を5回も記録するなど、今年ファームで一年間やってきたことが実った月だった。ファームが優勝争いをする中、打撃面での成長を評価したい。そして一軍の舞台でも派手な活躍(プロ入り初安打、初本塁打に続く2本塁打)をしたことから推薦した。
③長谷川信哉
ファームでは9月だけで22本の安打を放ち、打率は3割7分3厘。ファームでは大きな成長を遂げた選手の1人だった。1年間かけぬけ、走攻守において結果を残して一軍にあがった姿を評価して、推薦した。
【関連記事】
・ 【西武】佐々木健、森脇亮介、張奕ら16選手が戦力外 公文克彦は現役引退表明【全選手コメント】
・ パ・リーグ球団別週間MVP、楽天・小深田が12球団トップ 日本ハム細川、ロッテ和田ら若手も躍動
・西武、オリジナルおせちの予約受付開始 中村剛也「僕と同じ名前の『中村牛のすき焼き』が気になります」














