2年目の成長示す隅田知一郎

ベルーナドームで行われている5位・西武と2位・ロッテの3連戦。ロッテが先勝して迎える第2戦の先発は隅田知一郎と佐々木朗希と発表された。
西武の隅田は今季ここまで19試合に先発して8勝8敗、防御率3.49、QS(6回以上自責点3以下)は10度記録と、安定した投球を見せている。前回先発した9日の日本ハム戦(エスコンF)では、6回103球を投げて5安打1失点と好投し、白星を手にした。そこから中7日で今日の登板を迎える。
ロッテ戦には過去5試合(救援1試合含む)に登板して0勝4敗、今季も2試合に登板して防御率4.63と相性はあまりよくない。ただ、前回4月26日(ZOZOマリン)の対戦では、6回108球を投げて6安打9奪三振1失点に抑えていた。
ルーキーイヤーの昨年はプロ初勝利後10連敗でプロの厳しさを味わったが、今季はプロ初完封勝利を達成するなど自信を付けつつある2年目左腕。苦手とするロッテから自身初勝利を挙げ、2ケタ勝利に王手をかけることができるか。
復帰2戦目の佐々木朗希
一方、ロッテの佐々木は今季14試合に先発して7勝3敗、防御率1.53、QSも11度記録するなど安定した投球を続けていたが、7月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で左わき腹を痛め、翌日に登録を抹消された。
そして10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で一軍に復帰。球数制限を課された中で3回45球を投げ、2安打2奪三振1失点で黒星を喫したが、順調な回復ぶりを見せていた。そこから中6日で今日の登板に臨む。
西武戦には今季7月5日(ZOZOマリン)に登板。8回106球を投げて5安打11奪三振無失点に抑えていた。これで通算4試合に登板して2勝無敗と得意にしているだけに、今日の登板でも好投が期待される。
プロ4年目にして初登板となるベルーナドームで、完全復活を印象付けるピッチングを披露できるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・根本悠楓-ソフトバンク・和田毅(エスコンF)
オリックス・宮城大弥-楽天・荘司康誠(京セラD大阪)
【セ・リーグ】
巨人・Y.メンデス-ヤクルト・小澤怜史(東京ドーム)
中日・髙橋宏斗-広島・九里亜蓮(バンテリンドーム)
阪神・村上頌樹-DeNA・濵口遥大(甲子園)
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