「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

エース登録抹消の西武は今季2勝目狙うエンスが3週間ぶり先発 楽天・早川隆久と左腕対決

2023 8/15 11:00SPAIA編集部
西武・エンスと楽天・早川隆久のインフォグラフィック

ⒸSPAIA

楽天戦未勝利のエンスが代役先発

西武・エンスと楽天・早川隆久のインフォグラフィック


今日からベルーナドームで行われる5位・西武と4位・楽天の3連戦。西武は後半戦に入ってエースの髙橋光成が火曜日の先発を務めてきたが、12日に特例2023で登録抹消。代役としてディートリック・エンスが約3週間ぶりに先発する。

助っ人左腕は今季ここまで9試合に先発して1勝8敗、防御率5.18、QS(6回以上自責点3以下)も2度のみと、不本意な数字が並ぶ。前回登板した7月23日の楽天戦(ベルーナドーム)では、4回79球を投げて4安打4失点でKOされ、翌24日に登録を抹消された。

その後、二軍で2試合に登板。直近では7日の日本ハム戦(鎌ヶ谷)で先発し、6.1回98球を投げて4安打8奪三振3失点だった。そこから中7日で今日の登板に臨む。

楽天戦は来日1年目の昨季も4試合に登板(先発は3試合)して0勝1敗、防御率4.26と苦戦していた。4月16日に今季初勝利を挙げて以来、現在6連敗中の悩める左腕が天敵相手に好投し、エース離脱の緊急事態を救うことができるか。

ベルーナドーム得意の早川隆久

一方、楽天先発の早川は今季ここまで14試合に先発して6勝6敗、防御率3.21、QSは10度記録とまずまずの成績を残している。前回登板した8日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では、6回100球を投げて4安打5奪三振3与四球で3失点と粘りの投球で、白星を手にした。そこから中6日で今日の登板を迎える。

西武戦には今季2試合に登板して1勝1敗、防御率4.50の成績。被打率は.333と悪く、外崎修汰には6打数2安打、マキノンには5打数2安打と打ち込まれるなど、苦手としている。ただ、今季初登板となる敵地では、昨季3試合に先発して未勝利ながらも防御率1.42と好相性だった。

2020年ドラフトで4球団競合の末、ドラフト1位で入団。即戦力のエース候補として期待されたが、過去2年は2ケタ勝利に未達とその期待に応えられていない。CS進出へ正念場となる真夏の戦いで、真価を発揮することができるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ロッテ・西野勇士(エスコンF)

【セ・リーグ】
ヤクルト・小澤怜史-DeNA・T.バウアー(神宮)
中日・小笠原慎之介-巨人・菅野智之(バンテリンドーム)
広島・大瀬良大地-阪神・西純矢(マツダスタジアム)

【関連記事】
パ・リーグ球団別週間MVP ソフトバンク・近藤健介が三冠王も視界に 楽天・阿部寿樹が上昇気配
日本プロ野球投手の球速ランキングと2023年メジャー最速3傑、藤浪晋太郎が165.1キロ!
プロ野球の連続試合安打記録ランキング、中日・岡林勇希が継続中

 コメント(0件)