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20年ドラ2左腕対決! 京セラ初白星目指す阪神・伊藤将司vs涙の初勝利挙げたヤクルト・山野太一

2023 8/13 11:00SPAIA編集部
阪神・伊藤将司とヤクルト・山野太一のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

自身3連勝中の伊藤将司

阪神・伊藤将司とヤクルト・山野太一のインフォグラフィック


京セラドーム大阪で行われている9連勝中の首位・阪神と5位・ヤクルトの3連戦。阪神の連勝で迎える第3戦の先発は伊藤将司と山野太一と発表された。

阪神先発の伊藤は今季ここまで15試合に先発して6勝4敗、防御率2.39、QS(6回以上自責点3以下)は14度記録するなど、安定感抜群の投球を見せている。前回登板した6日のDeNA戦(横浜)では6回88球を投げて6安打2失点に抑え、自身3連勝を飾った。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。

ヤクルト戦には今季4試合に先発して1勝1敗ながら、防御率2.63、被本塁打0、全ての試合でQSを達成するなど好相性。被打率も.200に抑えているが、村上宗隆には10打数5安打と打ち込まれているだけに、燕の主砲の前に走者を溜めないように気を付けたい。

京セラD大阪では、これまで3度登板して0勝2敗。プロ4度目のマウンドで初白星を手にすることができるか。

阪神戦初先発の山野太一

一方、ヤクルト先発の山野は高川学園から東北福祉大を経て2020年ドラフト2位で入団するも、今季は育成選手としてスタート。二軍で11試合に登板して防御率1.75と好成績を残し、7月中旬に支配下登録に復帰した。

1日の巨人戦(東京ドーム)で今季初登板初先発。7回83球を投げて4安打無失点の快投で、涙のプロ初勝利を挙げた。そこから中11日空けて、プロ3度目の登板で初対戦となる阪神戦に臨む。

172センチと小柄ながら左腕は平均142.3キロのストレートに、カットボール、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ、シュートと、豊富な変化球を持つ。前回の巨人戦同様、七色の変化球を巧みに投げ分けることができれば、好調な猛虎打線にも十分に通用するだろう。

チームは現在3位DeNAと8.5ゲーム差と、Aクラス入りにも黄信号が灯っている。プロ3年目左腕が再びの快投でチームを上昇気流に乗せることができるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・Y.メンデス-DeNA・石田健大(東京ドーム)
中日・柳裕也-広島・遠藤淳志(バンテリンドーム)

【パ・リーグ】
楽天・則本昂大-オリックス・山下舜平大(楽天モバイル)
ロッテ・小島和哉-西武・青山美南人(ZOZOマリン)
ソフトバンク・C.スチュワートJr.-日本ハム・上原健太(PayPayドーム)

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