2年前の誕生日以来のハマスタ勝利狙う伊藤

阪神・伊藤将司が6日のDeNA戦(横浜スタジアム)に先発する。今季は14試合に登板して5勝4敗、防御率2.35。開幕に出遅れ、6月までは勝ち星も伸びなかったが、7月は5戦3勝、防御率2.12と調子を上げてきた。
DeNA戦は6月24日に登板し、負け投手となったものの7回2失点と内容は悪くなかった。その試合も含め、プロ3年間でハマスタでは4試合に登板して防御率0.96と好投している。
横浜高時代から慣れ親しんだハマスタで目指すは、25歳の誕生日だった2年前の5月8日以来の白星。プロ1年目、球団の新人としては池田親興以来37年ぶりに無傷の開幕3連勝を飾った思い出のマウンドだ。
4日に勝つまで13連敗を喫して“鬼門”とされていたハマスタでチームは連勝。敵地でDeNAをスイープすれば、長期ロード5勝1敗と最高のスタートにもなる。18年ぶりの「アレ」に向け、伊藤の左腕にかかる期待は大きい。
石田は近本、中野の1、2番コンビに要警戒
一方、DeNAの先発は石田健大。今季は15試合に登板して3勝5敗、防御率3.10。阪神戦は2試合で1勝1敗、防御率3.00の成績を残している。
法政大からドラフト2位で入団して9年目。15試合で7勝を挙げた昨季と比較すると、今季の成績に物足りなさは否めない。
試合を作るためには、やはり近本光司、中野拓夢の俊足1、2番コンビを塁に出さないことが肝要だ。前日5日のように出塁を許して4番・大山悠輔に一発を浴びるような展開だけは避けたい。
一次は首位に立ったDeNAも貯金1にまで減った。このまま優勝争いから脱落するわけにはいかない。石田の意地の力投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・柳裕也-ヤクルト・小澤怜史(バンテリンドーム)
広島・大瀬良大地-巨人・Y.メンデス(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・C.ポンセ-ソフトバンク・C.スチュワートJr.(エスコンF)
楽天・則本昂大-ロッテ・小島和哉(楽天モバイル)
西武・宮川哲-オリックス・東晃平(ベルーナドーム)
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