対戦防御率0.86と好相性の戸郷翔征

今日から東京ドームで始まる4位・巨人と2位・DeNAの3連戦。初戦の先発は戸郷翔征と今永昇太。ともに侍ジャパンの一員として3月のWBCで世界一に貢献した投手同士の対決となった。
巨人先発の戸郷は、今季ここまで12試合に先発してリーグトップの8勝(1敗)を挙げ、防御率もリーグ5位の2.33、QS(6回以上自責点3以下)も8度記録するなど、エースの名に恥じない抜群の投球を見せている。
前回登板した6月30日の阪神戦(東京ドーム)でも、8回8安打6奪三振1失点、今季自己最多タイとなる143球の熱投で、サヨナラ勝ちを呼び込むエースらしさ満点の投球だった。そこから中6日で本拠地のマウンドに上がる。
DeNA戦には今季4試合に先発して3勝1敗、防御率0.86と、リーグ1位の得点力を誇るDeNA打線を封じている。その中で気を付けたいのが宮﨑敏郎と関根大気の巧打者2人。宮﨑には15打数5安打、関根には10打数5安打と打ち込まれているだけに、今日の対戦でも要警戒だろう。
チームは現在4位ながら貯金3で、首位・阪神とは4ゲーム差、2位DeNAとは2.5ゲーム差にまで迫っている。この3連戦3連勝で一気に追い越すことができるか。エースがその先陣を切る。
昨季巨人を得意としていた今永昇太
一方、DeNAの今永は今季ここまで10試合に先発して5勝1敗、防御率2.38、QSも8度記録するなど安定感抜群の投球を披露している。前回登板した6月30日の中日戦(横浜)でも8回111球を投げて4安打、6奪三振、無四球、1失点と快投。そこから中6日で今日の登板を迎える。
巨人とは今季初対戦。昨季は5試合に先発して2勝1敗、防御率1.80と好相性。被打率も.175と打線全体では抑えているが、岡本和真には14打数5安打、1本塁打と打ち込まれていた。今日の対戦でも細心の注意を払う必要があるだろう。
5月30日の楽天戦(横浜)から5試合連続でHQS(7回以上自責点2以下)をマークしており、うち2度は完投勝利と絶好調の左腕。戸郷とのエース対決を制してさらに波に乗ることができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・小笠原慎之介-広島・九里亜蓮(バンテリンドーム)
阪神・西純矢-ヤクルト・サイスニード(甲子園)
【パ・リーグ】
楽天・則本昂大-ソフトバンク・有原航平(楽天モバイル)
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