与四球率0.74のDeNA東克樹

2位DeNAが先勝したセ・リーグ首位攻防3連戦(横浜スタジアム)。第2戦はDeNA東克樹と阪神・伊藤将司が先発する。
東は今季9試合に登板して6勝2敗、防御率2.52と好調だ。2018年の新人王左腕はトミー・ジョン手術を乗り越えて見事に復活を果たした。
キレのいいストレートは平均145.1キロで、変化球もチェンジアップ、ツーシーム、スライダー、カットボール、カーブと多彩。しかもコントロールが抜群だ。
ここまで60.2イニングで与四球わずかに5。規定投球回には達していないものの、リーグトップの阪神・村上頌樹の与四球率0.81を凌ぐ0.74をマークしている。
2回で降雨ノーゲームとなった前回15日の日本ハムから中8日。今季初対戦の阪神打線はリーグトップの四球を選んでおり、選球眼の良い打者陣を東がどう料理するかがカギだろう。
勝てば0.5差に接近する重要な一戦。東の左腕にかかる期待は大きい。
好投しながら2勝どまりの阪神・伊藤将司
一方の阪神・伊藤は8試合に登板して2勝1敗にとどまっているが、防御率2.47と内容は悪くない。前回15日のオリックス戦も7回1失点で勝ち投手の権利をつかみながら、湯浅京己がリードを守り切れず、白星はつかなかった。
DeNA戦は今季初登板だが、通算では11試合で5勝3敗、防御率1.86と好相性。リーグトップのチーム打率を誇るDeNA打線に対して、臆することなく思い切り腕を振りたい。
ルーキーイヤーから10勝を挙げ、2年目の昨季も9勝。今季の成績は本人も不本意だろう。交流戦優勝で勢いに乗るDeNAを止められるか。東との左腕対決に負けるわけにはいかない。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・H.メヒアーヤクルト・小川泰弘(バンテリンドーム)
広島・大瀬良大地-巨人・Y.メンデス(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
楽天・辛島航-西武・髙橋光成(楽天モバイル)
ロッテ・C.C.メルセデスー日本ハム・上沢直之(ZOZOマリン)
ソフトバンク・東浜巨-オリックス・山岡泰輔(PayPayドーム)
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