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パ首位ロッテは前回4年ぶり完投勝利挙げた西野勇士で交流戦開幕 プロ初先発の巨人・平内龍太と激突

2023 5/30 11:00SPAIA編集部
ロッテ・西野勇士と巨人・平内龍太のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

リーグトップタイの5勝マークしている西野勇士

ロッテ・西野勇士と巨人・平内龍太のインフォグラフィック


プロ野球は今日からセ・パ交流戦が始まる。ZOZOマリンスタジアムではロッテ-巨人の3連戦が行われ、初戦の先発はロッテが西野勇士、巨人はプロ初先発の平内龍太と発表された。

今季から先発に復帰したロッテの西野は、ここまで6試合に先発してリーグトップタイの5勝(1敗)、防御率2.61、QS(6回以上自責点3以下)も4度記録するなど、安定感のある投球を見せている。前回登板した20日の楽天戦(楽天モバイル)では、9回97球を投げて3安打1失点の快投で、自身2度目の完投勝利を飾った。そこから中9日で今日の登板に臨む。

本拠地での交流戦開幕投手に指名された右腕は、「交流戦初戦となるのでチームに勢いをつけられるように、自分のピッチングを心掛けてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」といつも通りの自然体で挑む。

チームはここまで25勝15敗2分けの貯金10で、首位を快走している。パ・リーグ首位の実力を交流戦でも見せつけられるか。2006年以来の交流戦優勝へ、宣言通りチームに勢いをつけるピッチングを見せたい。

中2日でプロ初先発の平内龍太

一方、巨人先発の平内はプロ初先発。オフに右ひじを手術した影響で育成選手として開幕を迎えたが、順調な回復ぶりで5月中旬に支配下へ復帰した。ここまでは中継ぎとして5試合に登板して防御3.38、奪三振率5.06、与四球率1.69の成績。昨季の交流戦では、ロッテ相手に中継ぎとして2試合に登板して計1.1イニングを投げて1失点だった。

前回登板した27日の阪神戦(甲子園)から中2日で今日のマウンドに上がる。首脳陣は救援投手を小刻みに継投していく「ブルペンデー」を想定。右腕は長くても3イニング程度の投球となるだろう。

先発陣はエース菅野智之が右ヒジの張りで開幕から不在。開幕投手を務めた新助っ人のビーディや開幕ローテ入りした赤星優志も不振で二軍落ちと、台所事情が苦しい。異例の形でプロ初先発に抜擢された右腕は、この窮地を救う投球を見せられるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【交流戦】
日本ハム・上原健太-ヤクルト・石川雅規(エスコンF)
楽天・則本昂大-DeNA・今永昇太(楽天モバイル)
西武・與座海人-阪神・村上頌樹(ベルーナドーム)
オリックス・山本由伸-広島・大瀬良大地(京セラD大阪)
ソフトバンク・大関友久-中日・福谷浩司(PayPayドーム)

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