村上頌樹の0行進は今日も続くか

開幕から無失点投球を続けている阪神の村上頌樹投手(24)が6日、広島戦(マツダスタジアム)に先発する。
今季初登板は4月1日のDeNA戦(京セラD大阪)。同点の6回に2番手としてマウンドに上がり、1イニングを無失点に抑えてから25イニング連続で0を並べている。開幕からの連続イニング無失点記録は、1939年に高橋敏(阪急)がマークした38.1イニング。セ・リーグ記録は1963年の中井悦雄(阪神)の「31」で、村上が今日の登板で6回無失点に抑えれば、その記録に並ぶ。
前回登板した4月29日のヤクルト戦(神宮)では、8回101球を投げて2安打7奪三振。長岡秀樹に今季初四球を許したが、村上宗隆との“村神様”対決では3打数ノーヒットに抑えるなど、安定感抜群の投球を披露していた。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。
広島とはプロ2度目の先発となった2021年8月28日(マツダスタジアム)に1度対戦し、3回69球を投げて6安打5失点でKOされている。苦い思い出の残るマウンドでリベンジなるか注目だ。
初勝利目指すコルニエル
一方、広島の先発はコルニエル。今季ここまで2試合に先発して0勝1敗ながら、防御率は1.32。勝ち星こそついてこないが、2試合連続でQS(6回以上自責点3以下)を記録するなど好投を続けている。
前回登板した4月29日の巨人戦(東京ドーム)では、6回105球を投げて6安打1失点。チームが逆転負けを喫したため、初白星とはならなかったが見事な投球を見せていた。そこから中6日で今日の登板を迎える。
阪神戦は昨季リリーフとして2試合に登板、計2イニングを投げて3安打4失点と相性はあまりよくなかった。特に佐藤輝明には2打数2安打と打たれていただけに、今日の登板では雪辱を果たしたいところだ。
チームは現在3位タイにつけるが、13勝15敗、借金2で3連敗中。助っ人右腕には悪い流れを断ち切るような快投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・小川泰弘-DeNA・濵口遥大(神宮)
中日・松葉貴大-巨人・F.グリフィン(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
日本ハム・上沢直之-楽天・瀧中瞭太(エスコンF)
ロッテ・C.C.メルセデス-ソフトバンク・東浜巨(ZOZOマリン)
オリックス・山本由伸-西武・髙橋光成(京セラD大阪)
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