開幕戦勝利以来の2勝目を狙う大関
ソフトバンクは2日からPayPayドームにオリックスを迎えて3連戦。初戦は大関友久が先発する。
仙台大から2019年育成ドラフト2位で入団して4年目の左腕。今季は開幕投手に抜擢され、3月31日のロッテ戦で7回2安打無失点と好投して初勝利を挙げた。しかし、その後は3試合に登板して白星はつかめず、ここまで1勝2敗、防御率2.16の成績を残している。
オリックス戦は今季初登板。昨季は2試合に登板して0勝1敗、防御率4.32だった。紅林弘太郎に4打数3安打1本塁打、宗佑磨に3打数2安打と打たれており要注意だろう。オリックスは12球団トップのチーム打率.256と好調だけに、まずは試合を作ることが勝利への条件だ。
昨季はシーズン最終戦でまさかの逆転V逸となったソフトバンク。ペナント奪回のためにはオリックスは避けては通れない相手だ。開幕投手を務めた大関にかかる期待は大きい。
50キロ以上の緩急差を駆使する宮城
一方、オリックスの先発は宮城大弥。第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)に出場して世界一に貢献し、4月7日の今季初登板から3試合で2勝0敗、防御率3.52をマークしている。
今季はソフトバンク戦初登板だが、昨季は6試合で3勝1敗、防御率2.29と好相性。ただ、リチャードに6打数4安打2本塁打、今宮健太に15打数7安打1本塁打、三森大貴に11打数5安打と打ち込まれており、コントロールミスには気を付けたい。
平均146.4キロのストレートに対し、カーブは平均91.9キロで、その差は実に50キロ以上。緩急を駆使して打者のタイミングを外す投球は一級品だ。
ソフトバンクを叩いて、文字通りの「黄金週間」にできるか。先陣・宮城が白星をつかめば流れは良くなることは間違いない。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征-ヤクルト・サイスニード(東京ドーム)
DeNA・R.ガゼルマン-広島・床田寛樹(横浜)
阪神・青柳晃洋-中日・福谷浩司(甲子園)
【パ・リーグ】
楽天・岸孝之-ロッテ・西野勇士(楽天モバイル)
西武・D.エンス-日本ハム・伊藤大海(ベルーナドーム)
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