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パ・リーグ球団別週間MVP 西武・中村剛也が12球団トップ!オリックス森友哉も好調

2023 5/2 06:30SPAIA編集部
パ・リーグ週間MVP野手インフォグラフィック,ⒸSPAIA
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森友哉はwRAA5.6

プロ野球のパ・リーグは混戦模様となってきた。先週は全チームが3勝2敗、もしくは2勝3敗で大きな差はつかなかったが、首位で並ぶオリックスとロッテから最下位ロッテまでが5.5差にひしめいている。

SPAIAでは4月25日から30日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

パ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


首位に並んだオリックスは森友哉が好調だ。4月25日の日本ハム戦は3号2ラン、4号ソロと2打席連発、26日の同戦でも5号ソロを含む3安打を放つなど15打数7安打の打率.467、3本塁打、6打点。wRAAはチームトップの5.6だった。

FAで西武から移籍し、WBC出場を辞退して今季に備えた森。攻守でチームに貢献している。

ロッテは藤原恭大、ソフトバンクは柳田悠岐が好調

14勝10敗で首位に並ぶロッテは藤原恭大がwRAA1.9でチームトップだった。先週は17打数5安打の打率.294、1本塁打、4打点。4月25日のロッテ戦で2号ソロ、29日のオリックス戦で2安打1打点をマークするなど好調をキープしている。

ソフトバンクは柳田悠岐が絶好調。4月28日の日本ハム戦で2号3ランを含む4安打を放つなど先週は20打数10安打の打率5割、1本塁打、6打点をマークした。wRAAはチームトップの3.5。最近は栗原陵矢に代わって4番で起用されており、ポイントゲッターとして役割を果たしている。

12球団トップのwRAA6.2を記録したのは西武のベテラン中村剛也だ。18打数8安打の打率.444、4本塁打、7打点をマーク。25日のロッテ戦で4号2ランを放つと、28日の楽天戦から3試合連続でアーチをかけた。早くも今季7発で通算461本塁打まで伸ばしており、500本塁打達成が期待される。

楽天・鈴木大地、日本ハム松本剛も上昇

借金5で5位の楽天は鈴木大地がwRAA3.1でチームトップ。4月30日の西武戦では2号2ランを含む3安打を放つなど、13打数5安打の打率.385、2本塁打、3打点をマークした。ロッテから移籍して4年目の33歳が存在感を発揮している。

最下位の日本ハムは昨季の首位打者・松本剛が好調をキープ。19打数9安打の打率.474をマークし、wRAA2.0だった。現在10試合連続安打を継続中で、今季も頼りになりそうだ。

抜けたチームがないパ・リーグはまだまだ混戦が続くのだろうか。5月戦線からも目が離せない。

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