昨年は新型コロナで開幕戦を回避した青柳晃洋

プロ野球のセ・リーグが31日に開幕する。岡田彰布監督が就任して18年ぶりの優勝を狙う阪神は、京セラドーム大阪にDeNAを迎える。
栄えある開幕マウンドに立つのは青柳晃洋。2022年は24試合に登板して13勝4敗、防御率2.05をマークし、最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠に輝いた。昨季は開幕投手に内定しながら新型コロナウイルス陽性判定を受けて登板を回避したため、今回が初の大役だ。
今季はここまでオープン戦4試合で2勝1敗、防御率2.81と順調にきている。
昨季のDeNA戦は6試合に登板して3勝1敗、防御率3.18と相性は悪くない。ただ、15打数7安打の牧秀悟、14打数5安打1本塁打の佐野恵太には注意を払いたい。
2年連続13勝で最多勝に輝いている球界一のサイド右腕。「アレ」に向け、初の開幕投手を白星で飾ることができるか注目だ。
昨季阪神戦は3勝0敗、防御率1.11の石田健大
一方、DeNAの開幕投手は石田健大。広島工高から法政大を経て2014年ドラフト2位で入団した9年目左腕だ。
2022年は15試合に登板して7勝4敗、防御率2.95。2017年、2018年に続く自身3度目の大役で初勝利を狙う。
オープン戦は3試合登板で1勝2敗、防御率3.00。3月24日の西武戦は6回で73球を投げて4安打6三振1失点と順調に来ており、中6日空けて万全の態勢だ。
昨季の阪神戦は4試合登板で3勝0敗、防御率1.11と好相性。大山悠輔を7打数1安打、佐藤輝明を9打数2安打、近本光司を8打数1安打と抑えている。
三浦大輔監督就任3年目で優勝候補の一角にも挙がるDeNA。WBC決勝で先発した今永昇太が世界一に貢献し、シーズン開幕戦で石田が阪神との相性の良さを発揮すれば、チーム全体が勢い付くことは間違いない。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・T.ビーディ-中日・小笠原慎之介(東京ドーム)
ヤクルト・小川泰弘-広島・大瀬良大地(神宮)
【パ・リーグ】
西武・髙橋光成-オリックス・山下舜平大(ベルーナドーム)
ソフトバンク・大関友久-ロッテ・小島和哉(PayPayドーム)
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