「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

横浜DeNAベイスターズの歴代開幕投手 東克樹が2年ぶり2度目の大役、三浦監督の開幕戦初勝利なるか

2024 3/8 11:00SPAIA編集部
DeNAの東克樹,ⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

2年前黒星喫した広島相手に雪辱なるか

DeNAの開幕投手が東克樹投手(28)に決定した。3月29日の広島戦(横浜スタジアム)で、2年ぶり2度目の大役を担う。

7年目左腕は昨季24試合に先発して球団最多タイとなる12連勝を記録するなど、16勝3敗、防御率1.98をマーク。最多勝と最高勝率の2冠を獲得し、ベストナインにも輝いた。今年に入ってからもキャンプから順調に調整を進め、対外試合では2試合に先発。計5回を投げ、3安打、7奪三振、無失点と、安定感のある投球を披露している。

初めて開幕投手を務めた2022年も広島と対戦。左手中指の皮がめくれるアクシデントもあり、6回途中4失点(自責2)で降板し、黒星を喫した。今季の開幕戦ではそのリベンジを果たし、チームのスタートダッシュに貢献したいところだ。

では、これまでの球団史ではどのような投手たちが開幕投手を務めてきたのだろうか。改めて振り返ってみたい(前身球団を含む)。

DeNAの歴代開幕投手一覧

球団が創設された1950年から歴代の開幕投手は以下の通りとなっている。

1950年 今西錬太郎
1951年 高野裕良
1952年 高野裕良
1953年 江田貢一
1954年 権藤正利
1955年 権藤正利
1956年 江田孝
1957年 大石正彦
1958年 大石正彦
1959年 鈴木隆
1960年 幸田優
1961年 秋山登
1962年 島田源太郎
1963年 稲川誠
1964年 稲川誠
1965年 稲川誠
1966年 秋山登
1967年 森中千香良
1968年 森中千香良
1969年 平岡一郎
1970年 平松政次
1971年 平松政次
1972年 山下律夫
1973年 平松政次
1974年 平松政次
1975年 平松政次
1976年 平松政次
1977年 渡辺秀武
1978年 平松政次
1979年 平松政次
1980年 平松政次
1981年 斉藤明夫
1982年 斉藤明夫
1983年 遠藤一彦
1984年 遠藤一彦
1985年 遠藤一彦
1986年 遠藤一彦
1987年 遠藤一彦
1988年 欠端光則
1989年 斉藤明夫
1990年 中山裕章
1991年 中山裕章
1992年 野村弘樹
1993年 有働克也
1994年 有働克也
1995年 野村弘樹
1996年 盛田幸希
1997年 盛田幸希
1998年 川村丈夫
1999年 三浦大輔
2000年 川村丈夫
2001年 小宮山悟
2002年 三浦大輔
2003年 吉見祐治
2004年 三浦大輔
2005年 三浦大輔
2006年 三浦大輔
2007年 三浦大輔
2008年 寺原隼人
2009年 三浦大輔
2010年 S.ランドルフ
2011年 山本省吾
2012年 高崎健太郎
2013年 藤井秀悟
2014年 三嶋一輝
2015年 久保康友
2016年 井納翔一
2017年 石田健大
2018年 石田健大
2019年 今永昇太
2020年 今永昇太
2021年 濵口遥大
2022年 東克樹
2023年 石田健大
2024年 東克樹

通算201勝の平松政次が最多の9度

球団で最も多く開幕投手を務めたのは、平松政次で9度。球団唯一の200勝投手は、プロ4年目の1970年に初の開幕投手を務めると、73年から4年連続、78年から3年連続で大役を担った。

2位は現監督の三浦大輔で7度。プロ8年目の1999年に初めて開幕投手に選ばれ、2004年からは平松と同じく4年連続で務めた。現役では石田と今永昇太(2019、2020年)の2度が最多。今年の開幕戦に無事登板すれば、石田が単独トップとなる。

連続記録では、遠藤一彦が上記の2人を上回り5年連続で開幕投手に。球団歴代4位となる通算134勝を挙げた右腕は、プロ6年目の1983年に初の開幕投手を務め、1987年まで5年連続で大役を果たした。

2024年は、2度目の開幕投手を託された東が3月29日にホームのまっさらなマウンドに立つ。昨季、広島戦には6試合に先発して4勝無敗、防御率1.84と抜群の成績を残していた。就任4年目となる三浦大輔監督はこれまでの3年間、開幕戦は全敗。2年ぶりの大役で指揮官に初の白星スタートをもたらすことができるか注目だ。

【関連記事】
広島カープの歴代開幕投手、九里亜蓮がプロ11年目で初の大役
巨人の歴代開幕投手 2024年は「新エース」戸郷翔征が初の大役
【DeNA】牧秀悟が4年目の球界史上最高額更新、東克樹も約4倍増で大台突破 2024年俸ランキング