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西武・髙橋光成、救助犬のために投げる!登板数に応じて3万円寄付、13選手が社会貢献活動

2023 3/21 18:00SPAIA編集部

災害救助犬とふれあう西武・髙橋光成,球団提供

球団提供

群馬県の森林保護には勝利数に応じて3万円

西武は2023年シーズンに13人の選手が、成績に応じた金額の寄付や物品の寄贈などの社会貢献活動に取り組むことを発表した。髙橋光成と平井克典、平良海馬の3投手は、昨年よりも多くの寄付ができるよう条件を上方修正した。

3年連続で開幕投手を務める髙橋は、登板した試合ごとに2万円を積み立てて「NPO法人日本捜索救助犬協会」に寄付する活動を2021年から行っているが、今季は登板数に応じて3万円を積み立てる条件に変更。昨年12月に救助犬訓練見学会に参加して救助犬とふれあい、「がんばっている救助犬たちのために寄付金額を増やしたい」という思いが芽生え、増額したという。

また、2022年から開始した群馬県の豊かな森林を守る事業への支援については、勝利数に応じて3万円を積み立てていく。コメントは以下の通り。

「昨年12月に日本捜索救助犬協会の訓練で救助犬たちとふれあって、もっともっと活動の協力をしたいという思いが芽生えたので、今年はさらに支援金額を増やすことを決めました。閉所恐怖症の僕を、狭い障害物の中からすぐに見つけてくれたエルザ(障害物の中に隠れた髙橋を捜索する訓練において1分未満で探し出した救助犬)たちのために、より一層腕を振って投げていきたいと思います!」

平井克典は地元の小学校へ野球用具寄贈

平井は昨季から登板した試合数に応じて1万円を積み立て、ボールやバットなどの野球用具を自身の地元・愛知県一宮市内の小学校へ寄贈している。昨年12月に母校・一宮市立浅野小学校を訪問し、Tボールセットの寄贈とキャッチボールなどでこどもたちと交流を深めた。

「一宮市内の小学校すべてにTボールセットを寄贈できるようにしたい」という思いから、新たに自身が勝利した数に応じて2万円を積み立てる条件を追加した。コメントは以下の通り。

「シーズンオフに母校の浅野小学校へ行き自治体の方やこどもたちとふれあったのですが、こどもたちの笑顔や応援に元気をもらいました。ここでの活動が地元のスポーツ振興に寄与したい思いを一層強くさせ、今年は勝利数に応じた寄付を追加したので、シーズンを通して鉄腕ぶりを発揮できるようがんばります」

母校を訪問した西武・平井克典

球団提供

平良海馬は埼玉県と沖縄県の社会福祉協議会に寄付

平良は2022年、チームの本拠地である埼玉県と地元・沖縄県の社会福祉協議会に、登板数ごとに1万円を積み立てて合計金額の半分ずつを寄付していた。今季から先発投手に転向することもあり、登板数ごとに3万円を積み立てる条件に変更した。コメントは以下の通り。

「今シーズンは先発に転向するので、シーズンを通して先発ローテーションの一角としてチームの勝利に貢献したいです。そして、1試合でも多く、1イニングでも長く投げて、埼玉県や地元・沖縄県のこどもたちへ、シーズンオフに良い報告ができるようがんばっていきたいと思います」

条件を上方修正した西武・平良海馬

球団提供

選手会としてシーズンシート寄贈

さらに、今井達也と栗山巧は所沢市在住の知的障害児や肢体不自由児とその家族が集まり、教育・福祉・生活・労働・医療への理解を高める活動を目的とする「所沢市手をつなぐ親の会」へ、ベルーナドームのシーズンシートのプレゼントを再開する。新型コロナウイルス感染症の影響で2020年から実施を見送っていたが、4シーズンぶりに実施することとなった。

そのほか増田達至、佐々木健、山川穂高、外崎修汰、源田壮亮、中村剛也、岸潤一郎の7選手も昨季に引き続き、同様の活動を継続。齋藤誠人は日本プロ野球選手会の協力のもとドナルド・マクドナルド・ハウスへの寄付を新たに開始する。

また、埼玉西武ライオンズ選手会として新たに所沢市内のこども支援を行っている団体へ、シーズンシート8席分を贈る活動を行う。

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