日本向きのスリークォーター右腕・カスティーヨ
ロッテが左右の新助っ人投手の獲得を同時発表した。一人は前タイガースのルイス・カスティーヨ投手(27)。身長190センチ、体重96キロの大型右腕で、東京五輪にドミニカ代表として出場し、2022年8月にメジャーデビューした。
MLBでは通算3試合登板と実績は乏しいが、スリークォーターから投げる変化球は日本向きの期待もある。
「千葉ロッテマリーンズの一員になれることを非常に楽しみにしています。また、私を信頼して、チャンスをいただいたことに感謝し、千葉ロッテマリーンズのユニホームを着てチームの代表として投げられることを嬉しく思います」とコメントした。
吉井理人監督は「右のスリークォーター、サイド気味に投げる投手。先発もリリーフも出来ると思います。ストレートも速いですし、チェンジアップ、スライダー、ツーシームも精度が高く楽しみです。コントロールもいいので日本向きだと思います」と高評価している。
巨人で通算29勝のメルセデス
もう一人は前巨人のC.C.メルセデス投手(28)。カープアカデミーから2017年に育成契約で巨人入りし、2018年7月に支配下登録を勝ち取ると、2019年には先発で8勝を挙げた。
2021年にはカスティーヨとともにドミニカ代表として東京五輪にも出場。NPB通算83試合登板で29勝28敗の成績を残している。
メルセデスは「まず始めにこの機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズに心から感謝したいと思います。また、いつも私を支えてくれ、試合でベストを尽くせるエネルギーを与えてくれる家族にも感謝したいです。千葉ロッテマリーンズの新しい監督、コーチ、チームメイト、スタッフ、そしてロッテマリーンズのファンの皆さんにお会いできることをとても楽しみにしています。千葉は素晴らしい場所です。この街にチャンピオンシップをもたらすために一生懸命働きます。日本でお会いしましょう!」と意欲をにじませた。
吉井理人監督も「左の先発ピッチャーとして期待をしています。日本で実績もありますし、リーグが変わることでさらに飛躍をしてくれるのではないかと思います」と期待の弁。5位からの巻き返しに向け、投手陣の整備を進めていく。
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