地元・大阪で入団会見
西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使し、オリックスに移籍した森友哉捕手(27)が26日、大阪市内で入団会見を行った。背番号は「4」に決まった。
会見に臨んだ森は「すごく嬉しく思います。小学6年生の時にオリックスジュニアでプレーした縁もありますし、中嶋監督が捕手出身で、自分もまだまだ捕手としてレベルアップできるんじゃないかなと思い、決断いたしました」と緊張した面持ちで語った。
森は大阪府堺市出身で、大阪桐蔭高から2013年ドラフト1位で西武に入団。2019年に打率.329でパ・リーグの捕手としては2人目の首位打者に輝き、リーグMVPも受賞した。球界屈指の打てる捕手は今季右手人さし指骨折の影響もあり、打率.251、8本塁打と苦しんだが、守備面でリーグ1位のチーム防御率2.75をマークした投手陣をけん引した。
会見ではオリックスの印象を聞かれ「投手陣の層が厚いなと。打線も1番から9番まで切れ目がない、自分が対戦してても苦労する打線だなと毎年感じています」とコメント。捕手としては投手陣とのコミュニケーションが大切になるが「皆と話したいですね。特に、山本(由伸)君とはオールスターでは何回かしゃべったんですけど、チームメイトになってどんどんコミュニケーションをとっていかないといけないなと思います」と積極的な姿勢を見せた。
背番号はMLB最高捕手とも評される、憧れのヤディアー・モリーナ(カージナルス、今季限りで現役引退)と同じ「4」に決まり「一番の武器はバットだと思ってるんですけど、ここまで積み上げてきた守備面、守りの部分でも評価してもらいたいと思います。1年を通して期待に応え続けたい。3連覇に貢献できるように頑張ります」と新天地での活躍を誓った。
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