「ライオンズで現役生活を全うする考えで決めた」
西武は5日、外崎修汰内野手(29)が国内FA権を行使して残留すると発表した。
外崎は弘前実高から富士大を経てドラフト3位で入団8年目の今年7月に国内FA権を取得。132試合に出場して打率.215、12本塁打、47打点、10盗塁の成績を残し、動向が注目されていた。
「本部長とGMからチームにとって必要だという言葉を直接いただきましたし、4年契約という凄くいい評価をしていただきました。ライオンズで現役生活を全うする、そういう考えで残留を決めました」と宣言残留を決断した理由を説明。「今の外崎修汰というプロ野球選手がいるのも、ライオンズのおかげだと思っています。FA権を行使して残留することが自分の中で一番大きい感謝の気持ちだと考えました」と球団への感謝を述べた。
渡辺久信GMも「チームとして、守備の要である外崎が残留を決断してくれたことは本当に大きいですし、うれしく思います。私から見て外崎は、選手として今がピークだとは思っていません。この先ももっと伸びる素質がある、そんな選手だと思っています」と胸の内を明かした。
さらに「外崎には、ぜひライオンズの中心選手として引っ張っていって欲しい、と伝えました。本人からも、ライオンズに骨をうずめるつもりでがんばるんだ、という気概を感じました。これからもチームのために力になってくれる選手だと思いますので、期待しています」と来季以降の活躍に期待した。
西武では森友哉捕手(27)がすでにFA権行使を表明しているが、外崎の残留は球団の編成上大きい。オフの懸案のひとつが解消した格好となった。
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