田中賢介SAらが約100本の植樹を実施
日本ハムは、自然環境への新たな取り組みとなる「FOREST.F」(フォレスト・エフ)を、10月29日(土)に始動した。このプロジェクトは、富良野市在住の脚本家・倉本聰氏が主宰する「富良野自然塾」協力のもと実現。「富良野自然塾」のフィールド内一角に森づくりの拠点となるエリアが設けられ、実施された。
「富良野自然塾」では、閉鎖されたゴルフ場を昔の森に戻す自然返還活動と同時に、フィールドを活用した環境教育にも取り組んでいる。今回、主宰する倉本氏の「水と空気を生み出す森がなければ、スポーツもできない」という考えのもと、ファイターズへ区画と苗木の提供の申し出があり、そうした思いに球団も共感し、プロジェクトが発足した。
かつて日本ハムのギフトセットのCMに倉本氏が出演していたことを端緒に、札幌ドームでファイターズがチャンスを迎えた場面でドラマ「北の国から」のテーマ曲が奏でられたほか、「北の国から」の大ファンだった栗山英樹プロフェッサー(前監督)がプライベートでも倉本氏と親交を深めてきた縁から、今回「FOREST.F」の実現に至った。
「FOREST.F」のFには、ファイターズがファンとともに富良野(FURANO)で育む森(Forest)と未来(Future)の意味が込められている。
10月29日は日本ハムから田中賢介スペシャルアドバイザー(SA)ら職員とファイターズふらの後援会会員ら45人が参加。「富良野自然塾」スタッフの指導を受けながらミズナラ、ハルニレ、イタヤカエデなど約100本の植樹を行った。元ゴルフ場の芝の下にある硬い土壌に悪戦苦闘しながら、参加者は協力し合いおよそ1時間で作業を終えた。
田中SAは「木や土に触れる機会は教育の面でも非常に大切なこと。植えた一本一本の木の成長をお子さんたちや若いファイターズの成長と重ね合わせ、温かく見守っていただけたら幸いです。次の世代に緑豊かな北海道を残していかなければならないというメッセージをここから発信していきたいと思います」と挨拶。活動は今後も継続して行われ、地域住民とともに北海道の将来を考える象徴的な空間にしていく予定だ。
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