支配下6人、育成14人の計20人指名
プロ野球のドラフト会議が行われ、ソフトバンクは誉高のイヒネ・イツア内野手(18)を1位指名した。
ナイジェリア人の両親を持ち、愛知県名古屋市で生まれ育ったイツアは身長184センチ、体重82キロの大型ショート。誉高1年秋からベンチ入りし、甲子園には出場できなかったものの高校通算18本塁打をマークした。俊足強肩で、高い身体能力は折り紙付きだ。
2位では日本製鉄鹿島・大津亮介投手、3位で東北福祉大・甲斐生海外野手、4位で鹿児島・大島高の大野稼頭央投手、5位で亜細亜大・松本晴投手、6位で桐蔭横浜大・吉田賢吾捕主を指名した。
続いて行われた育成ドラフトでは、1位の霞ケ浦高・赤羽蓮投手以下、昨年に続いて育成だけで大量14人を指名した。
王貞治球団会長は「まずイヒネ君。将来性豊かな選手ということで本当に楽しみだね。ウチに来て、どれだけの選手に成長してくれるか。2巡目以降も思惑どおりのドラフトになったんじゃないかな。世代交代を迎えた今のチーム状況に合った、即戦力の選手も指名できているしね。いずれも将来が楽しみな選手たち。ホークスでのびのびと大きく成長していってくれるといいね」とコメント。この中から将来のスターが何人出てくるか、育成に長けたソフトバンクの腕の見せどころだ。
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