1位は早稲田大・蛭間拓哉を公表済
西武の渡辺久信GMはドラフト会議を翌日に控えた19日、オンライン会見に出席した。編成会議では最終候補を約50人に絞り込み、リストアップを完了。公表している早稲田大・蛭間拓哉外野手の1位指名などを確認した。
西武は昨年の隅田知一郎に続き2年連続で1位指名を公表しているが、今年はなんと史上最多の9球団が1位を公表する異例のドラフト。「毎年この時期がくるとソワソワドキドキ」と心境を明かした渡辺GMは「公表する球団が多いのは重複を避ける意味だと思う。その年によっては競合覚悟でいくときもあるし、今年のように重複を避けるときもある。抽選で外れた場合、外れ1位で思うような選手が獲得できなさそうな感じなので」と狙いを明かした。
西武が1位指名する蛭間は、力強いスイングで広角に打ち分ける左投左打の外野手。浦和学院高時代は1年春からレギュラーを獲得し、3年夏には主将として甲子園にも出場した。早大でも1年春から出場し、今年選ばれた大学日本代表では4番も務めた中距離打者だ。今季、外野手で規定打席に到達したのは助っ人のオグレディのみのため、補強ポイントと合致する。
2位以下については「当日の状況によって変わってくる」と明言を避けたが、10月8日に実施した入団テストの参加選手についても「(指名する)可能性はあります」と話した。
昨年のドラフトでは育成4人を含め、計10人を指名した西武。渡辺GMは「(今年も)大体それくらいになると思います」と見通しを明かした。あっと驚く「隠し玉」はいるのだろうか。「運命の1日」に注目だ。
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