11勝でチーム勝ち頭の大貫

セ・リーグのクライマックスシリーズ2戦目、初戦を落としたDeNAは大貫晋一が先発する。今季は24試合に登板して自己最多の11勝(8敗)、防御率2.77をマーク。初戦に先発した今永昇太と並んでチームの勝ち頭だ。
阪神戦は6月28日の1試合に登板したのみ。7回4安打2失点(自責1)で勝ち投手となっている。前日のCS初戦で4安打の中野拓夢、同3安打の近本光司ら俊足の上位打者を塁に出さないことがカギとなるだろう。
ハマスタでは阪神に11勝2敗と圧倒した今シーズン。「地の利」の大きい対戦だけに、後がないプレッシャーを感じず普段通りの野球をすれば結果はついてくるはずだ。
DeNA戦防御率1.58の伊藤
一方の阪神は伊藤将司が先発する。今季は20試合に登板して9勝5敗、防御率2.63。2年連続の2桁勝利には届かなかったものの上々の成績だろう。
DeNA戦は5試合に登板して2勝2敗、防御率1.58と好相性。白星こそつかなかったものの4月6日(甲子園)は9回4安打1失点、6月18日(甲子園)は9回3安打1失点で完投勝利を挙げている。横浜スタジアムでは8月10日に登板して負け投手になったが、8回3失点(自責0)と内容は決して悪くなかった。
退任が決まっている矢野燿大監督が「下克上」を狙うポストシーズン。4年間の集大成を見せるためにも、2連勝で一気にファーストステージを突破したい。
パ・リーグの予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
ソフトバンク・東浜巨-西武・今井達也(PayPayドーム)
・プロ野球AI勝敗予想
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