本拠地西武戦2戦2敗の千賀滉大

いよいよ今日から始まるクライマックスシリーズのファーストステージ。パ・リーグでは2位ソフトバンクと3位・西武がPayPayドームで激突。初戦はソフトバンク・千賀滉大と西武・髙橋光成のエース対決となった。
ソフトバンクの千賀は今季西武戦に4試合先発して1勝2敗、防御率3.16とまずまずの成績。ただ、奪三振率11.22と三振を奪えている一方で、与四球率が4.56と制球に苦しむ場面も度々見られた。また、本拠地では2戦2敗と今季勝てていないのも不安要素だ。
主力打者との対戦成績は外崎修汰に11打数3安打1本塁打、源田壮亮に10打数3安打3四球、山川穂高に8打数3安打2四球1本塁打。やはり上位打線との対戦は細心の注意を払う必要がありそうだ。
チームとしてはレギュラーシーズン14勝10敗1分け、本拠地でも8勝5敗と勝ち越しており、優位に立っているのは間違いない。エース千賀の快投で最終戦の敗戦を払拭し、一気にファーストステージを勝ち抜けたい。
終盤好投続けた髙橋光成
一方、西武先発の高橋は今季チーム唯一規定投球回に達し、自己最多の12勝、リーグ2位の防御率2.20をマークした。山場の8月に3勝0敗、防御率1.80、9月も3勝1敗、防御率1.57と抜群の安定感でチームをCSへと導いた。
ソフトバンク戦には今季4試合に先発して2勝2敗ながら防御率は2.52と相性は悪くない。主力打者との対戦成績は、柳田悠岐と今宮健太を1割台に抑えている一方、牧原大成に11打数4安打の打率.364、中村晃に11打数6安打の打率.545、柳町達に9打数4安打の打率.444と打たれていた。
レギュラーシーズン最終登板となった9月27日の同戦(ベルーナドーム)では、7回107球6安打1失点と好投。そこから中10日空けて、決戦のマウンドに上がる。
PayPayドームでは、9月13日に1度登板して6回6安打2失点と苦しい投球で、9月唯一の黒星を喫した。今日はそのリベンジを果たし、3位からの下剋上へまずは一歩リードしたい。
セ・リーグの予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・今永昇太-阪神・青柳晃洋(横浜スタジアム)
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