中継ぎとして活躍、通算21勝68ホールド
西武・武隈祥太投手(32)が2日、今季限りで現役引退することを発表した。今季は左肩痛で一軍登板がなく、二軍でも4試合に登板したのみ。2日の日本ハム戦(ベルーナドーム)開始前にサプライズでマウンドに立ち、セレモニアルピッチでファンに別れを告げた。
武隈は北海道出身で、旭川工高から2007年高校生ドラフト4巡目で西武に入団。同年は大阪桐蔭・中田翔、仙台育英・佐藤由規、成田・唐川侑己が「BIG3」と呼ばれて注目されていたが、西武は裏金問題が発覚して上位2選手の指名権を剥奪されていたため、武隈が実質1巡目での指名だった。
2009年の最終戦でプロ初登板を果たすと、中継ぎ左腕として徐々に頭角を現し、2015年から2年連続60試合以上に登板。通算365試合に登板して21勝15敗1セーブ68ホールド、防御率3.82の成績を残している。
西武では今オフ、内海哲也投手(40)、十亀剣投手(34)も引退を表明している。武隈のコメントは以下の通り。
「今年3月の教育リーグの試合で肩を痛めてしまいました。これまでも痛みに耐えてがんばってきましたが、今回は治るという光を見つけられなかったので引退を決意しました。15年間、熱い応援をありがとうございました。これからも、埼玉西武ライオンズの応援をよろしくお願いします。ファンの皆さまへはサンクスフェスタの場をお借りして、感謝の言葉をお伝えさせていただきます」
ⒸSEIBU Lions
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