前回の初先発では3回1失点だった森
優勝マジック3としているソフトバンクは、29日の楽天戦(楽天生命パーク)の先発マウンドに森唯斗を送る。
通算127セーブを挙げている右腕は今季もクローザーとして開幕したが、4月16日までに3敗を喫して登録抹消。7月に復帰したものの新型コロナウイルスの陽性判定を受けて同31日に再び抹消されるなど不本意なシーズンとなっている。
9月16日の楽天戦ではプロ9年目、461試合目で初めての先発。3回で降板したものの太田光の一発による1失点に抑え、一定の手応えをつかんだ。その後は2試合中継ぎが続いたが、前回20日の日本ハム戦から中8日で2度目の先発となる。
楽天戦は7試合登板で防御率3.60。前回の先発マウンドでも対戦済とあって、それほどやりにくさはないだろう。2位オリックスは試合がないだけに、鬼の居ぬ間にマジックを減らしたい。
デスパイネ、中村晃に気を付けたい瀧中
一方、楽天は瀧中瞭太が先発。昨季10勝を挙げた大型右腕も今季は14試合に登板して2勝9敗、防御率4.21とピリッとしない。ソフトバンク戦も4試合で2勝2敗、防御率4.91と不安な数字が残っている。
ただ、今季の2勝はいずれもソフトバンク戦。4月17日は7回3失点、7月20日は7回1失点と好投しており、相性が悪いとは言い切れない。8打数5安打2本塁打のデスパイネ、7打数4安打1本塁打の中村晃らに対し、コントロールミスをしないことが肝要だろう。
クライマックスシリーズ進出のためには負けられない一戦。史上空前の大混戦となっているパ・リーグで、楽天も最後まで存在感を示したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・石田健大-中日・髙橋宏斗(横浜)
広島・森下暢仁-ヤクルト・石川雅規(マツダスタジアム)
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