前回対戦の雪辱期す山本由伸
今日23日、3位・楽天と2位オリックスの一戦が楽天生命パーク宮城で行われる。楽天は4位・西武と0.5差、オリックスは首位ソフトバンクとゲーム差なし。CS進出と優勝の行方を左右する重要な試合の先発は田中将大と山本由伸、球界を代表するエース同士が激突する。
オリックス先発の山本は今季いずれもリーグトップの14勝(5敗)、勝率.737、防御率1.71、188奪三振を記録し、史上初の2年連続投手4冠も射程圏内と圧巻の投球を見せている。
前回(17日)、前々回(10日)といずれも優勝を争うソフトバンク戦に先発して、9回完封、7回2失点でともにチームを勝利に導く投球を披露。シーズン最終盤にきてエースとして大車輪の活躍ぶりだ。
楽天戦には今季3試合に先発して1勝1敗ながら、防御率1.89と好投。ただ、相手先発の田中とは7月16日に敵地で投げ合い、6回4失点で負け投手となった。今日はそのリベンジを果たすとともに、チームを優勝へと導く快投を披露したい。
オリックス得意の田中将大
一方、楽天・田中は今季ここまで23試合に登板して9勝10敗、防御率3.12、QS(6回以上自責点3以下)は15度記録とまずまずの成績も、8、9月はともに防御率4点台と、シーズン終盤にきてピリッとしない投球が続いている。
それでも前回登板した17日の西武戦(ベルーナドーム)では、7回97球を投げて4安打無失点に抑える快投で、3試合ぶりの白星を手にした。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。
オリックス戦は今季2試合に先発して2勝0敗、防御率0.64と相性は抜群。相手の主砲・吉田正尚を5打数1安打に抑えるなど、チーム全体での被打率も.149と完ぺきに抑え込んでいる。
ただ、相手先発は2年連続での投手4冠へ突っ走る山本由伸。1点が命取りとなりかねないだけに、無駄な失点は許されない。わずかながら優勝の可能性も残っているだけに、そのライバルを倒し、逆転優勝への道しるべを示したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・サイスニード-DeNA・大貫晋一(神宮)
中日・小笠原慎之介-巨人・戸郷翔征(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
日本ハム・池田隆英-西武・松本航(札幌ドーム)
ソフトバンク・板東湧梧-ロッテ・二木康太(PayPayドーム)
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