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オリックス山本由伸は史上初の2年連続投手4冠へ前進するか?ソフトバンク板東湧梧は立ち上がりカギ

2022 9/17 11:00SPAIA編集部
オリックス山本由伸とソフトバンク板東湧梧,ⒸSPAIA
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13勝、防御率1.80など4部門トップの山本

オリックス山本由伸とソフトバンク板東湧梧のインフォグラフィック


オリックスの山本由伸が17日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)に先発する。今季は23試合に登板し、いずれもリーグトップの13勝(5敗)、防御率1.80、181奪三振、勝率.722と史上初の2年連続投手4冠へまっしぐら。ヤクルト村上宗隆に注目が集まっているが、山本もとんでもない偉業が目前なのだ。

ソフトバンク戦は4試合で2勝2敗、防御率2.54。前回9月10日の対戦でも板東湧梧と投げ合い、7回2失点で勝ち投手となった。

平均151.7キロのストレートから144.3キロの高速フォーク、123.6キロのカーブまで緩急自在の変化球をコーナーに投げ分ける。メジャーからも熱視線を注がれる24歳はまだまだ進化の途中だ。

逆転優勝するためにはソフトバンクとの3連戦初戦をエースで落とすわけにはいかない。柳田悠岐が2試合連続本塁打を放つなど調子を上げているが、山本が球界最高峰の実力で羽ばたく鷹の勢いを止めたい。

先発転向5試合目の板東

一方のソフトバンクは板東湧梧が先発。鳴門高からJR東日本を経て入団4年目の26歳だ。

今季は22試合に登板して2勝2敗3ホールド、防御率4.46。8月から先発に転向してこれが5試合目となる。前回10日のオリックス戦は山本と投げ合って4.1回5失点で黒星を喫した。

オーバースローから投げ込むキレのいいストレートは平均147.9キロ。同137.9キロのフォークは被打率.125を誇り、カットボールとカーブを加えた4球種をメインに組み立てる。

前回は吉田正尚に一発を浴びたが、まずは立ち上がりを無難に乗り切れるかがカギだろう。相手先発が山本由伸のため味方の大量援護は期待できない。マジック減らしには板東の出来が大きく左右しそうだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征-阪神・西勇輝(東京ドーム)
DeNA・阪口皓亮-広島・玉村昇悟(横浜)
中日・小笠原慎之介-ヤクルト・サイスニード(バンテリンドーム)

【パ・リーグ】
日本ハム・伊藤大海-ロッテ・二木康太(札幌ドーム)
西武・松本航-楽天・田中将大(ベルーナドーム)

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