13勝、防御率1.80など4部門トップの山本
オリックスの山本由伸が17日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)に先発する。今季は23試合に登板し、いずれもリーグトップの13勝(5敗)、防御率1.80、181奪三振、勝率.722と史上初の2年連続投手4冠へまっしぐら。ヤクルト村上宗隆に注目が集まっているが、山本もとんでもない偉業が目前なのだ。
ソフトバンク戦は4試合で2勝2敗、防御率2.54。前回9月10日の対戦でも板東湧梧と投げ合い、7回2失点で勝ち投手となった。
平均151.7キロのストレートから144.3キロの高速フォーク、123.6キロのカーブまで緩急自在の変化球をコーナーに投げ分ける。メジャーからも熱視線を注がれる24歳はまだまだ進化の途中だ。
逆転優勝するためにはソフトバンクとの3連戦初戦をエースで落とすわけにはいかない。柳田悠岐が2試合連続本塁打を放つなど調子を上げているが、山本が球界最高峰の実力で羽ばたく鷹の勢いを止めたい。
先発転向5試合目の板東
一方のソフトバンクは板東湧梧が先発。鳴門高からJR東日本を経て入団4年目の26歳だ。
今季は22試合に登板して2勝2敗3ホールド、防御率4.46。8月から先発に転向してこれが5試合目となる。前回10日のオリックス戦は山本と投げ合って4.1回5失点で黒星を喫した。
オーバースローから投げ込むキレのいいストレートは平均147.9キロ。同137.9キロのフォークは被打率.125を誇り、カットボールとカーブを加えた4球種をメインに組み立てる。
前回は吉田正尚に一発を浴びたが、まずは立ち上がりを無難に乗り切れるかがカギだろう。相手先発が山本由伸のため味方の大量援護は期待できない。マジック減らしには板東の出来が大きく左右しそうだ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征-阪神・西勇輝(東京ドーム)
DeNA・阪口皓亮-広島・玉村昇悟(横浜)
中日・小笠原慎之介-ヤクルト・サイスニード(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
日本ハム・伊藤大海-ロッテ・二木康太(札幌ドーム)
西武・松本航-楽天・田中将大(ベルーナドーム)
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