ヤクルト戦防御率1.23と好相性の青柳晃洋
今日から甲子園で行われる3位・阪神と首位ヤクルトの2連戦。初戦は阪神・青柳晃洋とヤクルト・石川雅規が先発。現在、投手3冠の青柳と打撃3冠の村上宗隆の対決に注目が集まる。
阪神先発の青柳晃洋は、今季20試合に登板して12勝(3敗)、勝率.800、防御率1.61はいずれもリーグトップ、QS(6回以上自責点3以下)も17度記録と球界屈指の安定感を誇る。前回登板した8月30日の広島戦(甲子園)では、7回114球を投げて4安打無失点。勝敗こそつかなかったが、2連敗中だったエースが久々にらしい投球を見せていた。
ヤクルト戦には今季3試合に先発して2勝1敗、防御率1.23と好相性。本拠地・甲子園では初対戦となるが、今季聖地では8試合登板して5勝無敗、7QS、防御率1.99と抜群の投球を見せている。
現在、打率、本塁打、打点の打撃3部門でリーグトップを走る村上宗隆との対戦成績は、7打数2安打3奪三振。前回登板で本来の投球を取り戻した虎のエースが、3冠王をどのように打ち取るのか注目だ。
阪神戦今季無失点の石川雅規
一方、ヤクルト先発の石川は今季ここまで12試合に登板して5勝3敗、防御率3.90、QSは4度とまずまずの投球を見せている。前回登板した8月23日の広島戦(神宮)では、5回76球を投げて7安打3失点。勝敗は付かなかったものの、史上7人目、大卒としては初となる通算500試合先発登板を達成した。
大台到達の翌日に登録を抹消され、ファームで1試合調整登板。8月30日にイースタンリーグのロッテ戦で3回38球を投げて1失点だった。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。
阪神戦には今季2試合先発して2勝無敗、防御率0.00と相性は抜群。計11イニングを投げ、7安打8奪三振1四球と完ぺきに抑え込んでいる。ただし、近本光司には6打数2安打、中野拓夢には4打数2安打と、俊足巧打の2人との相性はイマイチ。塁に出すとうるさいだけに要警戒だろう。
変幻自在の投球で積み上げた勝利数は182。42歳のベテラン左腕は今日も猛虎打線を手玉に取ることができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・菅野智之-DeNA・今永昇太(東京ドーム)
中日・柳裕也-広島・九里亜蓮(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
日本ハム・上沢直之-オリックス・山岡泰輔(札幌ドーム)
西武・髙橋光成-ロッテ・石川歩(ベルーナドーム)
ソフトバンク・和田毅-楽天・瀧中瞭太(PayPayドーム)
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