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復活した阪神・藤浪晋太郎が7年ぶりの甲子園G倒狙う、巨人メルセデスは立ち上がりカギ

2022 9/3 11:00SPAIA編集部
阪神・藤浪晋太郎と巨人メルセデス,ⒸSPAIA
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直近3試合連続で7回1失点と安定している藤浪

阪神・藤浪晋太郎と巨人メルセデスのインフォグラフィック


阪神・藤浪晋太郎が今日3日の巨人戦(甲子園)に先発する。今季は12試合に登板して2勝2敗、防御率2.79。一時は中継ぎに回ったが、8月6日に一軍復帰してからは4試合全てQS(6回以上自責点3以内)、特に直近3試合連続で7回1失点と安定している。

ストレートは平均153.9キロと球威抜群。さらに同145.8キロのフォークは被打率.137と絶対的な武器になっている。以前は抜け球も目立ったが、ここ3試合は21イニングでわずか2四球、与四球率0.86を叩き出しており、制球難に苦しんだかつての姿はない。

巨人戦は2試合に登板して1勝1敗、防御率4.09だが、1試合は4月1日に4回6失点だったため度外視してもいいだろう。直近では8月20日に丸佳浩に一発を浴びたのみの7回1失点で、433日ぶりの勝利を挙げている。甲子園での巨人戦勝利となれば、2015年9月28日に完封で14勝目を挙げて以来、約7年ぶりとなる。

残り20試合を切り、クライマックスシリーズ進出に向けて負けられない試合が続く。通算1000奪三振まであと10に迫っている藤浪の投球に注目だ。

阪神戦2戦2敗のメルセデス

一方、巨人の先発はC.C.メルセデス。今季は17試合に登板して5勝5敗、防御率3.27の成績を残している。前回は8月24日の二軍戦で調整登板しており、そこから中9日でのマウンドだ。

阪神戦は2戦2敗、防御率6.75と相性が悪い。7月13日には2回途中7安打6失点でノックアウトされた。6.2回4失点だった8月2日の一戦では大山悠輔に一発を浴びており、今日も細心の注意が必要だろう。まずは立ち上がりを無難に乗り切ってリズムをつかみたい。

来日6年目のドミニカ出身左腕はNPB通算29勝を挙げている。節目の30勝目を飾れば、CS進出に向けてチームにとっても大きな1勝となる。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・小川泰弘-中日・小笠原慎之介(神宮)
広島・遠藤淳志-DeNA・石田健大(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
楽天・田中将大-日本ハム・C.ポンセ(楽天生命パーク)
ロッテ・E.ロメロ-オリックス・山本由伸(ZOZOマリン)
ソフトバンク・板東湧梧-西武・與座海人(PayPayドーム)

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