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阪神・才木浩人と広島・野村祐輔、ケガから復活した両右腕が意地の投げ合い

2022 9/1 11:00SPAIA編集部
阪神・才木浩人と広島・野村祐輔,ⒸSPAIA
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トミー・ジョン手術から1159日ぶり勝利挙げた才木

阪神・才木浩人と広島・野村祐輔のインフォグラフィック


阪神・才木浩人が1日の広島戦(甲子園)に先発する。須磨翔風高から入団6年目の右腕。2020年11月にトミー・ジョン手術を受けてから過酷なリハビリを乗り越え、今年7月3日の中日戦で1159日ぶりの復活勝利を挙げるなど、今季は5試合に登板して3勝1敗、防御率1.80の成績を残している。

189センチの長身から投げ下ろすストレートは平均147.6キロで切れ味抜群。フォーク、カーブ、スライダーと球種は少ないが、マウンド度胸も良く、将来を期待される本格派だ。

広島戦は今季初登板。前回8月21日の巨人戦では岡本和真に一発を浴びたものの6.1回1失点と好投し、3勝目を挙げた。そこからいったん登録抹消され、中10日でのマウンドだ。

残り20試合となり、クライマックスシリーズに向けて1戦1戦が重要になる。才木には4位・広島を封じ込む快投が期待される。

右鎖骨下静脈血栓症除去手術から618日ぶり勝利挙げた野村

一方、広島の先発は野村祐輔。2020年シーズン中に右鎖骨下静脈血栓症除去の手術を受け、昨季は未勝利、今季も開幕に出遅れるなど苦境が続いた。6月10日の西武戦で618日ぶりの勝利を挙げ、ここまで7試合登板で2勝2敗、防御率3.82と復活ロードを歩んでいる。

前回8月25日のヤクルト戦は白星こそつかなかったものの6回5安打1失点と好投。村上宗隆から2三振を奪うなど一定の手応えをつかんだ。阪神戦は今季初登板。ストレートの平均は140キロに満たないが、巧みな投球術で、まずはきっちりと試合を作りたい。

クライマックスシリーズ進出に向け、3位・阪神戦に勝つと負けるとでは大違いだ。2016年最多勝右腕の経験に期待がかかる。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・F.ロメロ-中日・上田洸太朗(横浜)

【パ・リーグ】
楽天・藤平尚真-オリックス・J.ビドル(楽天生命パーク)
西武・佐藤隼輔-日本ハム・鈴木健矢(県営大宮)
ソフトバンク・C.レイ-ロッテ・美馬学(PayPayドーム)

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