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苦労人のソフトバンク奥村政稔と育成出身のロッテ森遼大朗がプロ初勝利かけて先発

2022 8/29 11:00SPAIA編集部
ソフトバンク奥村政稔とロッテ森遼大朗,ⒸSPAIA
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26歳でプロ入りした奥村が今季初登板

ソフトバンク奥村政稔とロッテ森遼大朗のインフォグラフィック


ソフトバンクの奥村政稔が29日のロッテ戦(京セラドーム大阪)で今季初登板する。

大分・中津商高から進んだ九州国際大を中退し、三菱重工長崎、三菱日立パワーシステムズ(神奈川)を経て2018年ドラフト7位で入団した30歳。今季は一軍登板はないものの二軍で6勝を挙げており、和田毅がコンディション不良で登録抹消されたため出番が巡ってきた。

キレのいい変化球を武器に5月24日の二軍オリックス戦では3安打完封。26歳でプロ入りした妻子持ちの苦労人は、地道なトレーニングを積みながらチャンスを待ってきた。

2019年と2020年に計17試合の一軍登板経験はあるが、白星は挙げていない。優勝争いの真っ只中で、ついにつかんだ大チャンス。プロ初勝利を挙げて今度こそヒーローとなるか注目だ。

森は昨年二軍で最多勝

一方のロッテもプロ未勝利の森遼大朗が先発する。都城商高から2017年育成ドラフト2位で入団した23歳。昨季は二軍で10勝を挙げて最多勝に輝き、支配下登録を勝ち取った伸び盛りの右腕だ。

今季は2試合の一軍登板があるが、0勝1敗、防御率12.60と経験不足を露呈。ただ、二軍では12試合登板で3勝1敗、防御率2.96とまずまずの成績を残している。

球種は少ないものの、ストレートのキレは一級品。ソフトバンクの強力打線を相手に、井口資仁監督の抜擢に応える快投を見せるか。

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