森木大智がプロ初登板初先発
阪神のドラフト1位ルーキー森木大智が、今日28日の中日戦(バンテリンドーム)でプロ初登板初先発する。
高知高から鳴り物入りで入団した右腕は、3月31日ウエスタンリーグのソフトバンク戦で公式戦デビュー。6回から2番手で登板し、3回4安打3失点だった。ここまでファームで11試合に登板して4勝2敗、防御率3.28の成績。46.2回を投げてイニングを上回る52奪三振、被本塁打はわずかに1と、高卒1年目としては上々の投球を見せている。
前回登板した21日ウエスタンリーグの中日戦では5回65球を投げ、1安打8奪三振無失点に抑え、一軍先発のチャンスを自らの手でつかみ取った。
高卒新人で初登板初勝利を飾れば球団では初、NPB史上でも2019年の日本ハム・吉田輝星以来20人目の快挙となる。期待のドラ1右腕がいよいよベールを脱ぐ。
前回KOから中11日での先発となる柳裕也
一方、中日の先発は柳裕也。今季ここまで19試合に登板してチームトップの7勝を挙げるも9敗、防御率3.65、13QS(6回以上自責点3以下)と、昨季、最優秀防御率と最多奪三振に輝いた竜のエースにしては不本意な数字が並ぶ。
特に8月に入ってからは3試合に先発して防御率6.00と、調子を落としている。前回登板した16日の広島戦(マツダスタジアム)では、6回105球を投げて9安打5失点で負け投手に。開幕から先発ローテーションを守っていたが、18日には登録を抹消された。今日は中11日空けての登板となる。
阪神戦には今季5試合に先発して1勝2敗ながら、防御率は2.68。全試合でQSを記録するなど、まずまずの投球を見せている。猛虎打線の中では、中野拓夢に打率.389、1本塁打、大山悠輔に.308、2本塁打を打たれており、今日の登板でも要警戒だろう。
昨日の敗戦で3位の阪神とは再び4.5ゲーム差となった。残り29試合、10年ぶりのCS進出へエースの復調は不可欠。9月のラストスパートへ向け、復活を印象付ける快投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・京山将弥-ヤクルト・原樹理(横浜)
広島・大道温貴-巨人・赤星優志(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ソフトバンク・千賀滉大(札幌ドーム)
ロッテ・小島和哉-楽天・早川隆久(ZOZOマリン)
オリックス・椋木蓮-西武・D.エンス(京セラドーム大阪)
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