防御率1.91と安定感抜群の伊藤将司
京セラドーム大阪で行われている阪神対DeNAの3連戦。昨日の初戦はDeNA今永昇太が6回8奪三振無失点の快投で阪神・青柳晃洋に投げ勝ち、DeNAが先勝した。今日2戦目の先発は阪神・伊藤将司とDeNA濵口遥大。好左腕同士の対決となった。
阪神先発の伊藤は、今季14試合に先発して8勝4敗、防御率1.91、11試合でQS(6回以上自責点3以下)を記録するなど、安定感抜群の投球を見せている。前回登板した17日のヤクルト戦(神宮)では、8回121球を投げて4失点。12三振を奪う力投も実らず、2試合連続での完投負けを喫した。そこから中6日での登板となる。
DeNAとは今季4度対戦して2勝1敗、防御率0.82と好相性。ただ、今月10日の対戦(横浜)では、8回107球を投げて3失点で初黒星を喫している。今日はそのリベンジを期してマウンドに上がる。
8月は1勝2敗ながら防御率は2.05と安定感は相変わらず。持ち前の投球術を駆使してDeNAの勢いを止める投球が期待される。
前回伊藤将司に投げ勝った濵口遥大
一方、DeNA先発の濵口は今季ここまで13試合に先発して5勝4敗、防御率2.60、QSは8度とまずまずの成績を残している。前回登板した17日の巨人戦(横浜)では5回79球を投げて3失点で降板し、勝敗はつかなかった。
阪神戦には今季3試合に先発して1勝2敗と黒星先行も、防御率は2.41と相性は悪くない。相手先発の伊藤とは2度投げ合い、ここまで対戦成績は1勝1敗。前回対戦(10日・横浜)では8回無失点の好投で投げ勝っており、今日の登板で連勝を狙う。
チームは破竹の7連勝で首位ヤクルトとは4ゲーム差と、逆転優勝も現実味を帯びてきた。今日の左腕対決も制して今カード勝ち越しを決め、さらに勢い付けたいところだ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・井上温大-中日・松葉貴大(東京ドーム)
ヤクルト・高梨裕稔-広島・九里亜蓮(神宮)
【パ・リーグ】
日本ハム・上原健太-オリックス・竹安大知(帯広)
楽天・辛島航-ソフトバンク・C.レイ(楽天生命パーク)
ロッテ・美馬学-西武・平井克典(ZOZOマリン)
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