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DeNAハマスタ17連勝の足跡、サヨナラ4度のミラクル快進撃

2022 8/23 06:00SPAIA編集部
DeNAの三浦大輔監督,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

首位ヤクルトに4差接近

DeNAが本拠地・横浜スタジアムで17連勝を飾り、首位ヤクルトに4ゲーム差に迫っている。最大17.5差から8月14勝2敗の快進撃で急接近。ついにツバメの尻尾が見えてきた。

17連勝の足跡を改めて振り返ってみたい。各試合のスコアと勝利投手は下の表の通りとなっている。

DeNAハマスタ17連勝の足跡


連勝が始まったのは6月28日の阪神戦。この時点でDeNAは5位だった。ソトが6号ソロを放ち、大貫晋一が7回2失点で5勝目を挙げた。翌29日も佐野恵太の9号2ランなどで勝利し、30日は5-4とリードされながら9回に嶺井博希がサヨナラタイムリーを放って逆転サヨナラ勝ち。阪神に3連勝した。

7月6日の中日戦は3-1で大貫晋一が6勝目。翌7日は延長12回引き分けだったが、16日のヤクルト戦は佐野恵太のサヨナラ打で3位に浮上した。翌17日も15安打で10点を奪う大勝だった。

8月2日の広島戦では今永昇太が6回2失点で5勝目。翌3日は5-5で迎えた延長11回、宮﨑敏郎のサヨナラ打で劇的勝利を収めた。

さらに9日の阪神戦でも大田泰示がサヨナラ打を放って貯金1。今永昇太が完投で6勝目を挙げた。10日は濱口遥大と山崎康晃が完封リレー。11日は佐野恵太と嶺井博希の一発などで4-1で快勝した。

26日からハマスタで首位攻防戦

16日の巨人戦では今永昇太が菅野智之に投げ勝って7勝目。17日はソトの12号2ラン、宮﨑敏郎の6号2ランなどで7-3と勝利し、18日は佐野恵太の2発で接戦を制した。

まだ止まらない。19日の広島戦では牧秀悟、宮﨑敏郎、ソトに一発が飛び出し、大貫晋一が10勝目。20日も粘る広島を6-5で振り切った。そして21日には楠本泰史4号、京山将弥1号、牧秀悟20号のソロ3発で完封勝ち。投打で活躍の京山将弥が2勝目を挙げた。

17勝のうち4勝はサヨナラ勝ち。先発投手に白星がつくことが多く、クローザーの山崎康晃は29セーブまで積み上げている。強力打線も好調をキープしており、ここに来て本塁打数も増加。投打がガッチリ嚙み合っており、強いのもうなずける。

23日からは京セラドームで阪神と戦い、26日から首位ヤクルトをハマスタに迎え撃って直接対決3連戦。本拠地連勝記録をどこまで伸ばすかは、今季の優勝争いにも大きく影響する。セ界の頂上を狙うDeNAの戦いぶりに注目だ。

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