勝てば昨年6月13日楽天戦以来の藤浪

阪神・藤浪晋太郎が今季初勝利を目指して中日戦(京セラドーム大阪)に先発する。8月6日に一軍復帰してから2度目のマウンド。6.1回2失点で勝ち投手の権利を得ながら降板したもののチームが逆転サヨナラ負けした前回広島戦から、中6日での先発となる。
今季開幕戦でも7回3失点で勝ち投手の権利を得ながら、リリーフ陣がリードを守れず悪夢の逆転負けを喫するなど勝ち運に見放されている藤浪。勝てば昨年6月13日の楽天戦以来、先発に限れば同4月16日のヤクルト戦以来の白星となる。
チームは大山悠輔、近本光司、中野拓夢ら主力が離脱しており、先制点は与えたくない。中日戦は今季初登板だが、普段通りの投球で思い切り腕を振るしかないだろう。母校・大阪桐蔭の後輩たちは3度目の春夏連覇を目指して奮闘中。10年前に偉業を達成した先輩として、威厳を示すような力投が期待される。
直近2試合連続無失点の小笠原
一方、中日は小笠原慎之介が先発する。今季は14試合に登板して5勝6敗、防御率2.99。勝ち星はつかなかったものの前回6日のDeNA戦は8回無失点、前々回7月30日の広島戦も7回無失点と好投を続けている。
味方打線の援護に恵まれず5勝にとどまっているが、平均144.9キロのストレートと130.7キロのチェンジアップ、118.5キロのカーブを主体とした緩急自在の投球は評価されるべきだろう。
阪神戦は今季初登板。東海大相模高時代に全国制覇した左腕として、甲子園で優勝した藤浪との対決は季節柄、注目度も高い。7年前の夏を思い起こさせるような好投で、最下位に沈むチームを活気づけたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・直江大輔-広島・遠藤淳志(東京ドーム)
ヤクルト・小澤怜史ーDeNA・坂本裕哉(神宮)
【パ・リーグ】
楽天・田中将大-西武・與座海人(楽天生命パーク)
ロッテ・小島和哉-日本ハム・加藤貴之(ZOZOマリン)
ソフトバンク・武田翔太-オリックス・山﨑福也(PayPayドーム)
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