和田毅が中継ぎ登板から中6日で先発
PayPayドームで行われているソフトバンクと西武のパ・リーグ首位攻防戦は、ここまで西武が敵地で連勝。カード勝ち越しを決めるとともに、ソフトバンクに1.5ゲーム差をつけた。
本拠地での3タテは免れたいソフトバンクの先発は和田毅。今季は9試合に登板(先発は8試合)して2勝2敗ながらも防御率は1.90と、安定感抜群の投球を見せていた。しかし、6月下旬に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて登録を抹消。一軍復帰登板となった24日のオリックス戦では、5年ぶりに中継ぎとしてマウンドに上がった。
ただ、久しぶりの救援登板は勝手が違ったのか1回34球を投げて、2安打2四球2失点で負け投手となってしまった。そこから中6日、先発としては6月19日の楽天戦(PayPayドーム)以来の登板となる。
西武とは今季初対戦。昨年は1試合対戦して6回4失点で黒星を喫しており、決して良いイメージではないだろう。首位攻防戦に連敗している中、ベテラン左腕にはこの劣勢を跳ね返すようなピッチングが期待される。
来日初登板の再現なるか
一方、西武の先発はエンス。ここまで14試合に登板して6勝5敗、防御率2.31と安定した投球を続けている。前回登板した20日のロッテ戦では、5.1回96球を投げて8安打を浴び、来日最多となる6失点でKOされた。そこから中10日空けての登板となる。
ソフトバンクとは来日初登板となった4月10日に1度対戦。5回85球を投げて、1安打、4四死球、無失点に抑え、来日初勝利を手にしている。敵地のマウンドは初となるが、前回同様の好投を見せることができるか注目だ。
チームは首位に再浮上し、昨日も先発の與座海人がチーム初完封をマークするなど勢いに乗っている。首位攻防戦で3連勝となればその勢いはさらに加速するだけに、助っ人左腕の快投に期待したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
阪神・J.ガンケル-ヤクルト・原樹理(甲子園)
広島・野村祐輔-中日・松葉貴大(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
楽天・藤平尚真-日本ハム・根本悠楓(楽天生命パーク)
ロッテ・二木康太-オリックス・田嶋大樹(ZOZOマリン)
【関連記事】
・プロ野球AI勝敗予想
・ドラフト下位指名から逆襲した選手たち、ソフトバンク育成枠は原石の宝庫
・松坂、松井稼、工藤ら実績者の名前がズラリ 西武が自由契約から獲得した選手は?