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オリックス山本由伸が前半戦10勝かけて対戦防御率ワーストのソフトバンク戦先発

2022 7/23 11:00SPAIA編集部
オリックス山本由伸とソフトバンク石川柊太,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

ソフトバンク戦2戦2敗の山本由伸

オリックス山本由伸とソフトバンク石川柊太のインフォグラフィック


オリックスの山本由伸が前半戦10勝をかけて23日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)に先発する。今季は16試合に登板してリーグトップの9勝(5敗)、防御率1.94。今日勝てば、阪神・青柳晃洋に続いてオールスター前に2桁到達となる。

昨季、投手4冠に輝き、今季も最多勝へまっしぐらの山本だが、ソフトバンクとは相性が悪い。2戦2敗で、対戦防御率は球団別ワーストの4.73。5月3日の対戦では柳田悠岐に一発を浴びるなど5.1回7失点でKOされた。リーグ2位の119奪三振をマークしている右腕にしては、ソフトバンク戦の奪三振率は6.75と低い。

リーグ打率トップの強力ソフトバンク打線に対して、先制点は厳禁だろう。粘り強い投球で相手先発の石川柊太と我慢比べに持ち込みたい。勝てば通算49勝目で節目の50勝に王手をかけることになる。

安定感を増している石川柊太

一方、ソフトバンクの石川柊太は中5日での先発。今季は13試合で3勝4敗と白星は伸びていないが、防御率は2.88をマークしており、7月3日の西武戦では1安打完封勝利を挙げた。7月は登板3試合全てQS(6回以上自責点3以下)と調子は上向きだ。

オリックス戦は4試合に登板して1勝1敗、防御率2.89。4月19日にも山本由伸と投げ合い、7回2安打10奪三振無失点で今季初勝利を挙げている。

石川の代名詞とも言える被打率.174のパワーカーブは健在だが、オリックス戦の与四球率が5.79と高いのは気掛かり。四球から自滅する展開は避けたい。

混戦のパ・リーグはまだまだ勝負どころは先だろう。今のうちにひとつでも貯金を増やしておくことが秋に効いてくる。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・原樹理-広島・森下暢仁(神宮)
阪神・伊藤将司-DeNA・今永昇太(甲子園)

【パ・リーグ】
日本ハム・河野竜生-ロッテ・本前郁也(札幌ドーム)
西武・髙橋光成-楽天・田中将大(ベルーナドーム)

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