ソフトバンク戦2戦2敗の山本由伸
オリックスの山本由伸が前半戦10勝をかけて23日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)に先発する。今季は16試合に登板してリーグトップの9勝(5敗)、防御率1.94。今日勝てば、阪神・青柳晃洋に続いてオールスター前に2桁到達となる。
昨季、投手4冠に輝き、今季も最多勝へまっしぐらの山本だが、ソフトバンクとは相性が悪い。2戦2敗で、対戦防御率は球団別ワーストの4.73。5月3日の対戦では柳田悠岐に一発を浴びるなど5.1回7失点でKOされた。リーグ2位の119奪三振をマークしている右腕にしては、ソフトバンク戦の奪三振率は6.75と低い。
リーグ打率トップの強力ソフトバンク打線に対して、先制点は厳禁だろう。粘り強い投球で相手先発の石川柊太と我慢比べに持ち込みたい。勝てば通算49勝目で節目の50勝に王手をかけることになる。
安定感を増している石川柊太
一方、ソフトバンクの石川柊太は中5日での先発。今季は13試合で3勝4敗と白星は伸びていないが、防御率は2.88をマークしており、7月3日の西武戦では1安打完封勝利を挙げた。7月は登板3試合全てQS(6回以上自責点3以下)と調子は上向きだ。
オリックス戦は4試合に登板して1勝1敗、防御率2.89。4月19日にも山本由伸と投げ合い、7回2安打10奪三振無失点で今季初勝利を挙げている。
石川の代名詞とも言える被打率.174のパワーカーブは健在だが、オリックス戦の与四球率が5.79と高いのは気掛かり。四球から自滅する展開は避けたい。
混戦のパ・リーグはまだまだ勝負どころは先だろう。今のうちにひとつでも貯金を増やしておくことが秋に効いてくる。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・原樹理-広島・森下暢仁(神宮)
阪神・伊藤将司-DeNA・今永昇太(甲子園)
【パ・リーグ】
日本ハム・河野竜生-ロッテ・本前郁也(札幌ドーム)
西武・髙橋光成-楽天・田中将大(ベルーナドーム)
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