勝てば2003年の井川慶、ムーア以来の前半戦10勝
阪神・青柳晃洋が15日の中日戦(甲子園)に先発する。ここまで13試合に登板して9勝1敗、防御率1.36とほぼ完璧な成績。勝利数、防御率、勝率はリーグ1位、奪三振数も中日・柳裕也と2個差の2位で、投手4冠も十分狙える位置にいる。
前回8日のヤクルト戦は強力ヤクルト打線を3安打完封。今日勝てば、球団では2003年の井川慶、トレイ・ムーア以来19年ぶりとなるオールスター前の10勝到達となる。
中日戦は3試合登板して0勝1敗と意外に勝っていないが、防御率は2.38と決して悪くない。5月6日には、投げ合った大野雄大が延長10回2死までパーフェクトという完璧な投球を見せ、青柳も9回まで無失点ながらサヨナラ負けを喫する悔しい試合もあった。
振り返れば、あの白熱の投手戦が青柳の今季唯一の黒星。今日もよほどのことがない限り、大崩れはないだろう。
2位以下は混戦のセ・リーグ。後半戦で巻き返すためにも前半戦でできるだけ借金を減らしておきたい阪神にとって、青柳で負けるわけにはいかない。