菅野智之は約1か月ぶり勝利なるか
東京ドームで行われている巨人とDeNAの3連戦。昨日はDeNAが先発・濵口遥大が8回途中無失点の好投で接戦を制した。1敗1分けとなった巨人は、エース菅野智之が中7日で、今日のマウンドに上がる。
ここまで13試合に先発して6勝5敗、防御率2.90の成績。前回登板した2日の広島戦(マツダスタジアム)では、7回5安打無失点と好投したが、打線の援護に恵まれず7勝目はならなかった。
DeNA相手には5月12日に1度登板(横浜)、6回100球を投げ、5安打8奪三振1失点に抑え、チームの連敗ストップに貢献した。
今季は直球の被打率が.289、奪空振り率も4.6%とあまり走っていないが、多彩な変化球を駆使して打ち取る投球に徹している。まずは、自己最少の6勝に終わった昨年の数字を超えるべく、今日も勝ちにこだわるエースの投球を披露し、チームを勝利に導きたい。
カード勝ち越しへロメロが先発
一方、DeNAの先発はロメロ。来日2年目右腕は今季10試合に登板して3勝5敗、防御率5.89といま一つ波に乗れていない。QS(6回以上自責点3以下)もわずか2度で、6月1日のオリックス戦では4回途中4失点でKO。翌日から二軍調整となっていた。
ファーム・イースタンリーグでは4試合に登板。直近では2日のロッテ戦に先発し、6.0回105球を投げて、5安打4失点だった。そこから中7日で約1か月ぶりに一軍のマウンドに上がる。
巨人戦には今季3試合に登板して2勝1敗と勝ち星先行も、防御率は5.17とピリッとしない投球が続いている。特に、ウォーカーに.714(7打数5安打)、吉川尚輝にも.500(4打数2安打)と相性が悪いだけに、今日の対戦でも要警戒だろう。
チームは35勝40敗2分けの5位だが、2位の巨人とは3ゲーム差と射程圏内にとらえている。今日勝ってカード勝ち越しを決めるためにも、助っ人右腕にかかる期待は大きい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・サイスニード-阪神・伊藤将司(神宮)
中日・柳裕也-広島・野村祐輔(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
楽天・早川隆久-西武・與座海人(楽天生命パーク)
オリックス・田嶋大樹-ロッテ・美馬学(ほっともっと神戸)
ソフトバンク・石川柊太-日本ハム・池田隆英(PayPayドーム)
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