ロッテ戦2戦2勝、防御率1.20の山本

18日の西武戦でノーヒットノーランを達成したオリックスの山本由伸が25日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する。
前回は102球を投げて1四球のみの「準完全試合」で7勝目。前回も合わせて直近4試合連続でHQS(7回以上自責点2位内)と安定感抜群だけに、6月3勝目に期待がかかる。
ロッテ戦は今季2戦2勝、防御率1.20と好相性。4月9日の今季初対戦ではレアードに一発を浴びるなど7回2失点ながら9安打を許したが、4月よりも状態の良い今なら大量失点の心配はないだろう。
混戦のパ・リーグでAクラスに入るためにも、ロッテは叩いておきたい相手。まずは勝率5割に戻すためにもエースで必勝を期したい。
前回は山本に投げ負けた佐藤
一方のロッテは佐藤奨真が先発。専修大から育成で入団して2年目の左腕は、6月12日のDeNA戦で6回2失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。その後、二軍戦で調整登板を挟み、中6日でのマウンドとなる。
ストレートの平均球速は136キロだが、カーブ、チェンジアップ、カットボールを使い分ける実戦派だ。オリックス戦も5月14日に先発しており、負け投手にこそなったが、6回2安打1失点(自責点0)の好投だった。
その試合も相手先発は山本由伸。味方打線の無援に泣いたが、実は山本と同じ1998年生まれだ。3億7000万円を稼ぐ日本球界最高峰の右腕と、昨オフに300万円で契約更改した育成出身左腕。失うものは何もない者の強みを見せられれば、痛快なリベンジが完成する。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・サイスニードー巨人・M.シューメーカー(神宮)
DeNA・濵口遥大-広島・森下暢仁(横浜)
阪神・伊藤将司-中日・福谷浩司(甲子園)
【パ・リーグ】
楽天・辛島航-西武・平井克典(楽天生命パーク)
ソフトバンク・大関友久-日本ハム・伊藤大海(PayPayドーム)
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